作品から語りかけてくる声、作品から聞こえる音に耳を傾けてみませんか。
今回のコレクション展では、「色と形にみる音のはじまり」を特集します。
当館の所蔵するコレクションのなかから「色・形・音」をテーマに、色彩や造形などの視覚効果とともに、音や音楽を喚起させるような作品を厳選しました。
「音」とは、メロディとリズムをともなう音楽だけでなく、風や鳥のさえずり、木々や川のせせらぎなど、自然の音から雑踏のざわめきのような生活の音まで、さまざまです。
そうした「音」の世界は、じつは美しい色彩と豊かな造形が織りなす美術作品のなかにも潜んでいます。
特集コーナーでは、音楽をモチーフにした作品や楽器そのものを描いた作品、風景から自然の音が感じられる作品、またリズミカルに並んだカラフルな色彩や形体の作品などを紹介します。
視点を変えて鑑賞することで、新たな発見や驚きがあるかもしれません。自分だけに聞こえる音を楽しみながら美術のおもしろさや作品の魅力を探してみてください。
特集のほかエドガー・ドガ《マネとマネ夫人像》、ピエール=オーギュスト・ルノワール《麦わら帽子を被った女》、クロード・モネ《睡蓮、柳の反影》なども併せて展示します。
【前期】2018年4月14日(土)~6月10日(日)
【後期】2018年6月12日(火)~7月29日(日)
※前期・後期で版画作品展示替えをします。