弓手研平 展「土の上に在る幸せ」
みぞえ画廊 福岡店 | 人はモノを創り思考する生き物。例えば器を作り使ったり、土を耕し、花を育て飾り、神の存在を信じる生き物。それらは全て、大地の上で生きるため、幸せになるための、人だけの営みであると思う。私の絵は全て、足元にある大地の層から描きます。
みぞえ画廊10周年記念 西洋名画コレクション展
みぞえ画廊 福岡店 | みぞえ画廊が福岡市に誕生してから、おかげさまで10年を迎えます。これも偏に皆様のご支援の賜物と深く感謝申し上げます。10周年を記念しまして、みぞえ画廊で収集した、西洋美術の巨匠による名作を一堂に会した展覧会を開催いたします。皆様のご来廊をお待ち申し上げます。
小嶋 勇 展 – EARTH –
みぞえ画廊 福岡店 | 早くからサンパウロに移住した小嶋は、ブラジル、日本を中心に世界で発表を続け高い評価を得てきた。鮮やかな彩色がされた厚紙や布、和紙など様々な素材が何層にも重ねられ、抽象的な空間美が描かれていく平面作品は、試行錯誤を重ね完成させた、小嶋独自の技法である。それは大地や宇宙を現している様にも見え、時に生命の象徴の様に蝶が現れる。ラテンの香りを漂わせる色彩の強い作品ながら和の素材、テイストに拘ったその作品は、常に世界の中に身を置いてきた小嶋だからこそ生まれてきたものであろう。
博多画傳三傑展-仙厓・渓仙・善三郎-PartⅡ
みぞえ画廊 福岡店 | 博多三傑といえば神谷宗湛、嶋井宗室、大賀宗九三人の博多豪商を指す言葉として有名である。秀吉の朝鮮遠征の前後の時期1587年頃に活躍し、秀吉との太いパイプを生かし巨万の富を築き上げた商人たちで、また茶人としても名高く、「宗湛日記」や「嶋井宗室日記」などの茶会記を残している。
望月菊麿 「時の庭」展
みぞえ画廊 福岡店 | 全国に100か所を超える、数々のパブリック作品を手がけてきた彫刻家、望月菊磨。一昨年みぞえ画廊田園調布店の個展で発表し、高い評価を得た渾身の大作「時の庭」、望月のオリジナルシリーズ、メタルドローイングの二曲一双屏風「日・虹・月・星」。本展では、この二作品を中心に、第一線を走り続けるアーティスト望月菊磨の新たな挑戦をご覧いただきます。どうぞご期待ください。
Works on paper 版画&素描コレクション
みぞえ画廊 福岡店 | 世界の巨匠が手掛けた版画作品、版画芸術に精魂を込める現代版画家の力作、人気作家の作品を手軽に楽しめる複製版画。画家の息遣いを感じる水彩や素描。紙に描かれた様々な作品を取り揃えました。
弓手研平展 ~土の上に在る美~
みぞえ画廊 福岡店 | 私の画業の大きな転換点となった、「日本国憲法の心を描く」シリーズ作品では、私たちの足元に当り前に在る「憲法」というモノを、人間社会と文化の原点を探るモチーフとして、5年がかりで絵画に表現しました。全110点が完成してから5年、私の作品は全てのモチーフが「土」の上に存在すると考え、相変わらず分厚いマチエールで油絵具を不器用にも1年がかりで重ね続ける地道な描法で描いています。今回、私が住む奈良県葛城市が相撲発祥の地という縁で、力士の稽古を取材しました。力士たちは、まわし一丁で「土」の上で汗を流し誇るべき文化を育んできました。
奥山民枝展 -雲と雲の種-
みぞえ画廊 福岡店 | 太陽や海、山、そして雲を描く画家として知られる奥山民枝。その奥山の新作ドゥローイングの連作が「雲の種」だ。雲の種とは、空気中に浮遊する微粒子、例えば砂、煤、細菌などの事。これら有機物と無機物が単独、あるいは組み合わさって雲の種となり、水蒸気が集まり様々な雲を形成していく。気象を左右する雲の種の多様性、優美な姿に魅せられた奥山は豊かな想像力を持ってその世界を広げていく。
没後15年 糸園和三郎展
>> みぞえ画廊 福岡店 | 今年8周年を迎える画廊の主である私は、もちろん糸園和三郎画伯を直接は存じ上げない。最初に見たのは当画廊にあった一枚の花の絵だったか、その対象が浮遊しているような、心に染み入る静謐で詩的な画面に一目で魅せられた。画伯について学び、ご遺族や教示を受けた作家達の話しを聞くうちに、皆が敬愛してやまない人物であった事を知り、私自身もその信奉者の一人となった。遺作展を開きたい一心で集めた作品二十数点を軸に、画伯の画業を改めて広く顕彰したく、没後15年展を開催いたします。
片山雅史展「楽園へ/メメント・モリ」
>> みぞえ画廊 福岡店 | 「無限に紡ぐ線が描く生命(いのち)の螺旋。幾重にも重なる蝶が描く髑髏。生と死を内包するこれらのイメージと共に、ミクロとマクロを往還し続ける。」片山雅史
釜山東亜大学退官記念 金明植展
>> みぞえ画廊 福岡店 | 「East Side Story」は、世界で活躍する韓国のアーティスト金明植が、2000年単身ニューヨークに渡った際、コーヒーショップの窓の外を通り過ぎて行く様々な人種と、車窓から見たマッチ箱の様な家々を見て生まれたシリーズだ。家は人間にとって最も安息できる場所であり、その家と様々な色をした人間が一体化した様子には、そこに暮らす人々の喜び、悲しみ、そして多様な人種が平和に暮らす世界が希望を込めて描かれている。東側(EastSide)とは、常に太陽が昇る希望と祈りの象徴。
青木繁「海の幸」オマージュ展
>> みぞえ画廊 福岡店 | 明治浪漫主義時代を駆け抜けた、夭折の天才青木繁。代表作「海の幸」(重要文化財)は、1904(明治37)年、東京美術学校を卒業して間もない頃に、館山市布良の小谷家で制作されました。2010年、この小谷家の復元、保存、公開を目的にNPO法人青木繁「海の幸」会が発足し、今年5周年を迎えます。その関連事業として開催してきたのが、『青木繁「海の幸」オマージュ展』です。