mizoe-201806-豊福知徳-展覧会
「立像」1992年 マホガニー 60.3 x 10.0 x 10.9cm
 
 

みぞえ画廊 福岡店 | 豊福知徳 展

 
 

〇 オープニングパーティー 6月9日 17時~
 
 
1960年のヴェネツィア・ビエンナーレ出品後、四十年余りミラノにアトリエを構え、国際的な評価を得てきた豊福知徳先生の個展を開催いたします。
洗練された、品格の漂うフォルム。
力強く、作家の息遣いが生々しく残るノミ跡。豊福作品のシンボルである、両面からリズミカルに穿たれた楕円形の穴を、光が交錯し、風が通り抜ける。
その作風は、世代や人種を超えて見る者に新鮮な驚きと感動を与える。
縁あって収集する事のできた、大作「光の探求’85」を含む1970年代~90年代の木彫8点を軸に、ブロンズ、ドローイング作品で構成され、東洋と西洋、具象と抽象のはざま間を交錯する作家の軌跡を追う。

 

みぞえ画廊 阿部和宣
 
 
□ 豊福知徳 略歴
 
 
1925年 福岡県久留米市に生まれる。
1959年 第2回高村光太郎賞を受賞。
1960年 第30回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品。ミラノに移住。
1964年 カーネギー国際美術展(米、ピッツバーグ)でウィリアム・フリュー記念賞を受賞。
1970年 「日本万国博美術展」(万国博美術館 大阪府吹田市)に出品。
1978年 「豊福知徳展」(北九州市立美術館)開催(第11回日本芸術大賞)。
1983年 久留米市中央公園に≪石声庭≫完成(第9回吉田五十八賞)。
1990年 第31回毎日芸術賞を受賞。
1993年 紫綬褒章を受賞。
1994年 「豊福知徳展~具象と抽象のはざまで~」(三鷹市美術ギャラリー)開催。
1996年 博多港中央埠頭に引き揚げ記念碑≪那の津往還≫設置(第8回本郷新賞)。
2005年 第13回福岡県文化賞を受賞。
 
 
主な作品収蔵先
ローマ国立近代美術館(イタリア)、ペギー・グッゲンハイム美術館(イタリア ヴェネチア)
カーネギーホール(アメリカ ニューヨーク)
東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立国際美術館(大阪府)
三鷹市美術ギャラリー、美ヶ原高原美術館(長野県)、福岡県立美術館
福岡市立美術館、北九州市立美術館、久留米市美術館、他