北九州市漫画ミュージアム-ハーロック

 
 
 

北九州市の歴史をたどると、明治期に官営八幡製鉄所が設立されて以来、九州各県や中国地方をはじめ、いろいろな地方の人が集まり、多様な文化が交流した背景があります。

 

さらには、門司港が国際貿易港として栄え、外国との交流も盛んになり、国内外問わず様々な物・情報が入ってきました。

 

経済の発展とともに、人々の心にはゆとりが生まれ、文化への関心が高くなります。

 

戦後の北九州は、貸本屋や映画館の数が全国でも多い地域で、 人々の感性や知性を満足させる芸術文化が育つ環境だったことが伺えます。

 

こうした文化的背景の中で、北九州市は、松本零士氏、畑中純氏、わたせせいぞう氏、北条司氏など著名な漫画家を数多く誕生しました。

 

これらの漫画家とその作品は地域の重要な財産です。

 
 
 

北九州市漫画ミュージアム-内観01

 
 
 

北九州市漫画ミュージアムは2012年8月3日に開館し、これらの財産を活用した漫画作品・資料の収集・保存、情報発信、人材育成、交流機能などをあわせもつ漫画文化の拠点施設として、市民文化の発展と地域の賑わいづくりに寄与しています。

 

北九州市漫画ミュージアムは、「見る・読む・描く」の3つのテーマから成り立っています。

 

1.見る[展示機能]
北九州と漫画のつながり、漫画の歴史などを分かりやすく伝えます。また、展示内容は常設展・企画展とも時期により更新しているため、リピーターが何度も楽しみ、知識を深めていくことができます。

 

2.読む[閲覧機能]
約5万冊の漫画をゆったり読める空間、ソムリエによるお薦め漫画の展示や来館者の情報交換の場として「閲覧(よむ)ゾーン」を設置しています。

 

3.描く[人材育成交流機能]
著名な漫画家のトークショーや海外の漫画家との交流など様々に展開しています。

 
 
 

北九州市漫画ミュージアム-講座

 
 
 

また、週末などにはどなたでも参加いただける漫画体験やより専門的な漫画スクールなど、読むだけでなく描く楽しみを学べ、親子が一緒になって参加できる体験型イベントを実施しています。