1974年、北九州市立美術館は市のほぼ中央に位置するランドマークとして誕生しました。
丘の頂上に2本の筒(チューブ)が突き出た独特な外観、左右対称(シンメトリー)が徹底されたエントランス。
のちにポストモダン建築で知られる建築家 磯崎新が手がけた初期代表作のひとつです。
開館以来、西日本の雄として多彩な展覧会企画を展開するとともに、1987年には本館に接続するアネックス棟を開設。
国内外の近現代美術を象徴する多角的なコレクション ――― ルノワール、ドガ、モネなどの印象派、江戸から明治にかけての浮世絵、タブローや版画を中心とする20世紀美術、西日本地域を中心とする地元作家作品 ――― を体系的に収集してきました。
これからも、北九州市立美術館は21世紀における美術博物館としてその在り方を志向し続けていきます。