西洋の近現代美術、そして明治以降の日本洋画の記念碑的作品を所蔵する石橋財団。
その名品の数々を、この夏、久留米市美術館で公開いたします。
セザンヌ、モネ、ルノワール、九州では初の公開となるカイユボットといった印象派から、国の重要文化財である青木繁《わだつみのいろこの宮》、藤島武二《天平の面影》、そして、野見山暁治、ザオ・ウーキーら今世紀の絵画まで。現在、2019年秋の再オープンに向けてブリヂストン美術館が休館中のため、質量ともに充実した展示が可能になりました。
8つの部屋ではメインの作品を取り巻く全96点が、主題や色、作家同士の関係によって響き合い、フーガ(遁走曲)のように、つかず離れず、時代や洋の東西も超えてゆるやかに結ばれていきます。