英展とは
美術館開館の翌年である1992年(平成4年)より、地元美術界の高揚、活性化、画壇の新鋭作家の発掘、育成を目的に始まりました。
その名は筑豊の霊峰・英彦山とARTのAにちなんで名付けられました。
沖縄を除く九州・山口各県の美術館学芸員や大学教授など、アートに携わる人々による推薦のもとに招待出品された作品を1人の賞選定委員が審査するというユニークな方式で開催され、これまで述べ約1,300人のベテランから若手作家まで幅広い作家に光を当ててきました。
筑豊・田川から九州、山口の美術界の高揚と活性化を図るべく始まり、地元芸術界の“今”を見つめ続けてきた英展。
今回は九州、山口各県(沖縄を除く)から50名の作家を招待して開催します。
今年のテーマは「半径3メートル」。
このテーマは田川にゆかりがあり、今回の審査員を務めていただいたグラフィックデザイナー・松永真(まつなが しん)氏が自身のデザインについて語った言葉“半径3メートルの発想”からヒントを得て選定しました。
今年もベテランから若手までの幅広い世代の作家の最新作が一堂に集まり、松永氏によって、このなかから賞8点が選ばれました。
「半径3メートル」というテーマを出品作家が、どのように解釈し、どのような作品を生み出したのか。
作家それぞれの個性あふれる作品たちをどうぞお楽しみください。