近年日本のマンガは、全世界規模で翻訳・出版が行われ、さらにアニメーション等のメディアミックスにより注目を集めています。
本企画展では、国境を超え、さらにはプロとアマチュアにある創作環境、マンガとアニメーションの表現形式などが流動化しているマンガとメディアの現在(いま)を、4つの章立てにより紹介します。
本展では、バンド・デシネ(BD*フランス語圏で制作されたストーリーマンガ)から影響を受け、またBDにも影響をあたえる作家・作品として、荒木飛呂彦氏の『ジョジョリオン ―ジョジョの奇妙な冒険 Part8―』(第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞)を紹介します。
1話分の直筆マンガ原稿や色鮮やかなイラストの複製を一挙に見せ、迫力のある展示を実施します。さらに、ゲストによるトークイベントや上映により、「越境するマンガとメディア」を多面的にご紹介します。
◆ 関連イベント(定員60名 会場:企画展示室C)
■上映会 『はちみつ色のユン』 *先着順(申込不要)
日時:9月6日(土) 14:00~15:15
上映作品:『はちみつ色のユン』 ユン/ローラン・ボアロー
■吉浦 康裕 『サカサマのパテマ』 トークと上映会 *要事前申込
日時:9月14日(日)13:30~17:00
出演:吉浦 康裕監督(第17回アニメーション部門優秀賞受賞)
『サカサマのパテマ』の監督・吉浦康裕氏を迎え、演出技法や制作の舞台裏、個人・少人数によるアニメーション制作の可能性についてトークを展開します。トーク終了後、『サカサマのパテマ』を上映します。
■原 正人 「グローバル化するMANGAとバンド・デシネ」 *要事前申込
日時:9月15日(月・祝日) 14:00?16:00
出演: 原 正人氏(翻訳家・海外マンガ研究家)、ヤマダ トモコ氏(明治大学米沢嘉博記念図書館/第16・17・18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員)
第17回マンガ部門新人賞受賞作品『塩素の味』やニコラ・ド・クレシーの作品などを手掛けるバンド・デシネ翻訳の第一人者・原正人氏と、マンガ部門の審査委員を務めるヤマダトモコ氏を迎え、グローバル化するマンガについてお話しいただきます。
■竹熊 健太郎 「オンラインマガジン 『電脳マヴォ』 の挑戦」 *要事前申込
日時:9月23日(火・祝) 14:00?16:00
出演:竹熊 健太郎氏(京都精華大学マンガ学部教授/「電脳マヴォ」編集長)
ゲスト:庄司 二号氏(マンガ家)
第17回マンガ部門新人賞受賞作品『夏休みの町』(町田洋)を世に送り出したのは、出版社ではなく個人が立ち上げたオンラインマガジン「電脳マヴォ」でした。編集長の竹熊健太郎氏、ゲストに新進気鋭のマンガ家・庄司二号氏を迎え、町田洋作品のお話を交えつつ、これからのマンガ界におけるウェブコミックの役割や可能性についてお話しいただきます。
<イベント申し込み方法> 定員60名
各イベントの前日までに下記の方法でお申込みください。定員になり次第、受付を終了させていただきます。
【1.電話でのお申込み】
(1)「漫画ミュージアム」にお電話ください。TEL:093-512-5077
(2)氏名・参加人数・年齢・ご連絡先(電話番号) をお伝えください。
【2.Eメールでのお申込み】
必要事項を明記のうえ、下記メールアドレス宛てに送信して下さい。メールの受信確認後、イベント参加の可否をご連絡いたします。
《 必要事項 》
< 件 名 > 各イベント名
< 本 文 >
・氏名(フリガナ)・参加人数 ・年齢 ・ご連絡先(電話番号)
○お申し込みEメールアドレス:manga@city.kitakyushu.lg.jp
※年齢とご連絡先は代表者のみ。
※グループでのお申し込み
電話・Eメール共に、グループでのお申し込みも可能です。
グループで申し込まれた場合、当日会場での受付は全員まとめてのご入場になります。
個別に来場される場合は、参加者それぞれのお名前をあらかじめお知らせください。
■文化庁メディア芸術祭 上映プログラム *先着順(申込不要)
日時:9月7日(日)・20日(土)・21日(日)・28日(日) 14:00?17:45 会場:企画展示室C
文化庁メディア芸術祭の受賞作品を中心に、3つのテーマでパッケージしたプログラムを一挙上映します。
▽上映プログラム:
14:00?15:00 「Portrait of Japanese Animation―日本の映像描写」
15:10?16:00 「Beyond the Technology―テクノロジーを越えて」
16:15?17:45 「Animated Short2014―短編アニメーション2014」