少女マンガは、戦後より一気に花開いた文化ですが、そうした中で、最も描かれたテーマの一つに「バレエ」があります。
日本人が、「バレエ」と聞いて思い浮かべる「白いチュチュにトウシューズ」というイメージも、マンガによって広まり、定着したと言っても過言ではないでしょう。
また、他の国と比べると日本では、バレエがお稽古ごととして定着し、鑑賞するより、自らが行うものとして独特な発展を遂げてきたと言えます。
本展は、バレエ・マンガを描いた代表的な作家12名の作品を中心にした展覧会です。原画を中心としたおよそ120点の額装品、当時の貴重な雑誌資料などが2会期に分けて公開されます。
少女マンガの発展とバレエとの関係、日本において実際のバレエ受容とマンガがいかにリンクしてきたかを垣間見るべく、バレエ・マンガの歴史を源流から現在まで時系列にたどっていきます。
【主 催】 北九州市漫画ミュージアム
【特別協力】 京都精華大学国際マンガ研究センター
京都国際マンガミュージアム
兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション
【協 力】 一般社団法人 有馬龍子記念京都バレエ団/京都バレエ専門学校
神﨑バレエスタジオ、黒田バレエスクール
真弓バレエスクール/真弓ジュニアバレエ団