北九州市漫画ミュージアム_フランソワ・スクイテンとブノワ・ペータースの世界展:「闇の国々」
ペータース[左]とスクイテン[右] (c) I Franciosa

 
 
 

北九州市漫画ミュージアムでは、フランス語圏の漫画であるBD(バンド・デシネ)作品、『闇の国々』の展覧会を開催いたします。

 

この作品は、2012年度の「第16回メディア芸術祭マンガ部門」「読者が選ぶ翻訳海外マンガランキング ガイマン賞 2012」において、大賞を受賞している作品です。

 

フランス漫画は、絵の繊細さやストーリーの展開など、絵画的な要素を含んでおり、一般的な日本の漫画とは違う新たな漫画の世界を感じられる作品となっています。

 

今回の展示では、作品のカラーパネルを展示します。

 

どうぞお楽しみ下さい。

 
 
 

◆展覧会概要
 
① 展示内容
 
フランス漫画であるBD(バンド・デシネ)や、その楽しみ方についての解説。
作品のカラーイラストのパネル展示を行います。

 
 

② 出展作家・作品紹介
 
・フランソワ・スクイテン
1956年、ベルギー・ブリュッセル生まれのBD作家であり、BD界を代表する作家の一人。
 
・ブノワ・ペータース
1956年、フランス・パリ生まれのBD原作者、小説家。『闇の国々』の原作者。フランソワ・スクイテンとは幼馴染である。
 
 
『闇の国々』
 
BD界を代表するフランソワ・スクイテンが描いた代表作。
私たちが暮らしている世界と並行して存在するとされる『闇の国々』。
その世界では、奇妙なことが多く起こる。
不思議な立方体が成長してしまう『狂騒のユルビカンド』、少女が何らかの引力に引かれ、斜めに傾いてしまう『傾いた少女』など、非日常の世界観に浸ることができる作品となっている。
フランソワ・スクイテンの作画は、1ページを描くのに、1週間はかかると言われており、アシスタントなどもなく一人で描かれた作品である。