knm-201601-黄金のアフガニスタン -守りぬかれたシルクロードの秘宝-

 
 
 

“ A nation stays alive when its culture stays alive.”

 

「自らの文化が生き続ける限り、その国は生きながらえる」

 
 

これはアフガニスタン国立博物館の入口に掲げられている言葉です。

 

アフガニスタンにとって、いや世界中の人々にとって自らの文化を守ることがどれほど大事なことかは言うまでもありません。

 

しかし、現実には世界の各地でさまざまな理由によって文化遺産が失われていることも事実です。

 

本展覧会でご紹介するのは、まさに命懸けで守りぬかれたアフガニスタンの古代文化の粋です。

 

内戦やテロといった苦難をくぐり抜け、今なおさんぜん燦然と輝き続けるアフガニスタンの至宝の数々は、私たちの心に自国の文化を尊ぶことの重要性を強く訴えかけてきます。

 
 
 

アフガニスタンは、インドの北西に位置し、パキスタン、イラン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、中国に囲まれた内陸の国です。

 

古来、シルクロードの通るこの地域は、東西南北の文化が行き交う「文明の十字路」と呼ばれてきました。

 

本展覧会では、前2100年頃から2世紀頃にかけて古代のアフガニスタンで栄えた文化を、4つの遺跡から出土した名宝によってご紹介します。

 
 

これらは首都カブールにあるアフガニスタン国立博物館に所蔵されていました。

 

しかし、 1979年のソ連侵攻とそれに続く内戦などにより、博物館は甚大な被害を受け、収蔵品の多くは永遠に失われてしまったと考えられてきました。

 

しかし、国の宝を守ろうとした勇気ある博物館員は、とりわけ貴重な文化財を秘密裏に運び出していました。

 
 

2004年4月、秘宝を大切に保管していた金庫の扉が再び開かれました。

 

本展覧会はこれらの秘宝の再発見を契機に、アフガニスタンの文化遺産の復興を支援するために企画された国際巡回展です。

 

2006年以来、世界10カ国で開催、すでに170万人以上が来場しています。

 
 

奇跡的に守られた古代アフガニスタンの至宝231件に加え、日本での展覧会では内戦のさなかにアフガニスタンから不法に持ち出され、日本で「文化財難民」として保護されてきた流出文化財15件をあわせて紹介します。

 
 

数々のドラマをくぐり抜けて今日に伝わるシルクロードの秘宝は、新たなアフガニスタンのイメージをあなたの胸に強烈に焼き付けることでしょう。

 
 
 
 

○主  催: 九州国立博物館・福岡県、アフガニスタン・イスラム共和国情報文化省、TNCテレビ西日本、西日本新聞社
○共  催: 九州国立博物館振興財団
○特別協賛: 大和ハウス工業
○協  賛: アルビオン アート、福岡トヨペット
○特別協力: 文化庁、東京文化財研究所、文化財保護・芸術研究助成財団、日本・アフガニスタン協会、太宰府天満宮
○協  力: ナショナル・ジオグラフィック、日本通運、損害保険ジャパン日本興亜、大伸社
○後  援: 外務省、駐日アフガニスタン・イスラム共和国大使館、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、九州・沖縄各県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、北九州市、北九州市教育委員会、太宰府市、太宰府市教育委員会、西日本リビング新聞社、FM FUKUOKA、cross fm、LOVE FM、西日本鉄道、九州旅客鉄道、 JAF福岡支部、NEXCO西日本九州支社、福岡県タクシー協会、福岡市タクシー協会、福岡商工会議所、太宰府市商工会、太宰府観光協会、日本旅行業協会、西日本文化サークル連合、西日本新聞TNC文化サークル
*本展は,政府による美術品補償制度の適用を受けています。

 
 
 

□ 関連イベント
 
◇ 講演会 ※要申込
アフガニスタン文化研究所長 前田耕作氏 講演会
「心魅するティリヤ・テペ文化」
バーミヤーンをはじめ現地の古代遺跡の調査・保存事業に数多く携わる前田耕作氏がアフガニスタンの知られざる歴史を紐解きます。
日時:平成28年1月16日(土)14時00分?15時00分
講師:前田耕作(アフガニスタン文化研究所長)
会場:九州国立博物館1階 ミュージアムホール
入場無料*要事前申込(定員280名)

 
 

◇ 講演会 ※要申込
医師・ペシャワール会現地代表 中村哲氏 講演会
「アフガニスタンに生命 (いのち) の水を」
日時:平成28年1月9日(土)13時30分?15時00分
講師:中村哲(医師・ペシャワール会現地代表)
会場:九州国立博物館1階 ミュージアムホール
入場無料*要事前申込(定員280名)

 
 

◇ 写真展・観覧無料
ペシャワール会 現地報告写真展
?人・水・命 30年のあゆみ?
ペシャワール会・中村哲氏が長年にわたり現地で行なってきた医療・灌漑事業の取り組みを紹介します。
日時:平成28年1月1日(金・祝)?1月24日(日)
会場:九州国立博物館1階 エントランスホール
観覧無料

 
 

◇ ダンスショー・入場無料
「オリエンタル・ベリーダンスショー」
日本を代表するベリーダンサー・海老原美代子氏をはじめ一流の踊り手と演奏者が、優雅にそしてダイナミックに体を動かすエキゾチックなダンスをオリエンタルな音楽に合わせ披露します。
日時:平成28年1月11日(月・祝)15時00分?16時00分
会場:九州国立博物館1階 ミュージアムホール
入場無料(要申込・定員280名)

 
 

◇ リレー講座「知られざる古代都市の秘宝」
会場:九州国立博物館1階 ミュージアムホール
*入場無料*当日受付(定員各回先着280名)
 
第1回
日時:平成28年1月30日(土)14時00分?15時30分
講師:岸本 圭(九州国立博物館展示課主任研究員)「黄金の丘─ティリヤ・テペ」、河野一隆(九州国立博物館企画課長) 「さまよえる黄金─ユーラシア・遊牧民の王墓」
 
第2回
日時:平成28年1月31日(日)14時00分?15時30分
講師:小泉惠英(九州国立博物館学芸部長)「アイ・ハヌム─アレクサンドロス大王が造った都市」、臺信祐爾(九州国立博物館特任研究員) 「ベグラム─東西文化の宝箱」

 
 

要申込イベントへの参加応募方法:
郵送、FAX、Eメールのいずれかで受け付けます。
参加ご希望のイベント名(1件につき1イベント)、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、参加人数(1件につき、最大2名まで受付可)を明記のうえ、下記までお申し込みください。
 
申込締切:
・いずれも平成27年12月14日(月)必着
 
郵送先:
〒810?0001 福岡市中央区天神1?4?1
西日本新聞イベントサービス内「黄金のアフガニスタン」係
FAX 092?731?5210
golden@nishinippon-event.co.jp
*2名て?応募される場合は、それそ?れの氏名を明記してくた?さい。
*応募多数の場合は抽選とさせていたた?きます。
*当選者の発表は聴講券・参加券の発送をもってかえさせていたた?きます。
*こ?応募の際にいたた?いた個人情報は、本イヘ?ントの連絡にのみ使用させていたた?きます。
 
お問い合わせ:
西日本新聞イベントサービス内「黄金のアフガニスタン」係
092?711?5491(平日午前10時?午後6時)