毎年秋の恒例企画「茶の湯を楽しむ」。本年は、もうひとつのお茶の文化である「煎茶」をとりあげます。
江戸時代、煎茶は黄檗宗(おうばくしゅう)と共に日本に到来し、黄檗僧によって広まりました。
なかでも肥前(現 佐賀県)出身の高遊外売茶翁(こうゆうがいばいさおう:1675‐1763)は、京の街中で「清風」の旗を立て、煎茶を人々に売り歩き、当時の文人などに大きな影響を与えました。
そして、煎茶は江戸時代後期から明治にかけて爆発的な流行を見ました。
本年は、売茶翁没後250年という節目の年に当たります。
九州ゆかりの作品も含めて、皆様に煎茶の風雅な世界をご紹介いたします。
◎ 関連イベント
・ミュージアムトーク
日時: 10月4日(金)15時 ~ 15時30分
場所: 九州国立博物館 4階 文化交流展示室 関連第11室
講師: 遠藤啓介(九州国立博物館研究員)
聴講料: 無料(ただし、文化交流展の観覧券を事前にお買い求めください)
・ミュージアムトーク
日時: 11月12日(火)15時 ~ 15時30分
場所: 九州国立博物館 4階 文化交流展示室 関連第11室
講師: 望月規史(九州国立博物館アソシエイトフェロー)
聴講料: 無料(ただし、文化交流展の観覧券を事前にお買い求めください)