「ムーミン」シリーズの原作者として知られるトーベ・ヤンソン生誕100周年を記念し、フィンランドの国立・アテネウム美術館で開催された大回顧展(2014年3月~9月)が日本に巡回します。
本展では、代表作「ムーミン」シリーズの挿絵原画のほか、生涯を通して挑戦し続けた油彩作品、政治風刺雑誌のためのイラスト、「不思議の国のアリス」をはじめとする児童文学の挿絵原画、資料写真など約400点を展示します。
また、日本の展示では特別に、三十年間彼女がほぼ毎年夏を過ごしたクルーヴ島の「夏の家」を再現し、自然とともに生きた彼女の世界観やライフスタイルを紹介します。
<トーベ・ヤンソン>
トーベ・マリカ・ヤンソン(1914‐2001)はフィンランドを代表する画家であり小説家です。
ヘルシンキで彫刻家の父と挿絵画家の母の間に生まれ、幼い頃から芸術に親しんで育ちました。
15歳で雑誌の挿絵を描き始め、1945年に刊行を開始した「ムーミン」シリーズは世界中で愛読されています。
1966年には国際アンデルセン作家賞、1982年にはフィンランド国家文学賞を受賞し、画家、作家、マンガ家、舞台美術家として幅広く活躍しました。
□ 関連イベント
当館学芸員によるギャラリートーク
日時:5月31日(日)/6月21日(日) 各日14:00~
場所:展覧会場内
※申し込み不要、観覧料が必要です。
主催: トーベ・ヤンソン展実行委員会(北九州市立美術館、朝日新聞社、九州朝日放送株式会社)
後援: フィンランド大使館、NHK北九州放送局、九州旅客鉄道株式会社、西日本鉄道株式会社、北九州モノレール、筑豊電気鉄道株式会社、株式会社スターフライヤー、北九州市、北九州市教育委員会
協賛: エプソン販売株式会社、日本写真印刷株式会社、リバーウォーク北九州
協力: フィンランド国立アテネウム美術館、株式会社タトル・モリ エイジェンシー、フェンエアー、フェンエアー・カーゴ、株式会社河出書房新社、公益財団法人ギャラリーエークワッド、株式式会社講談社、S2株式会社