世の中は無数の絵で溢れています。
子供の落書きから、描くことを生業とする人の絵まで、今この瞬間にも新たな絵が生まれています。
そこには様々な感情や、想い、目的等が渦巻いています。
本展は、「なぜ、絵を描くのですか?」という問いをテーマとしています。
これは、「人類はなぜ絵を描くのか」といった根源的な意味を見いだそうとするものではありません。
画家個人の「描く」という行為に対するひとつの関心事としての問いです。
「描く」ことは、画家にとってどんな意味や価値を持っているのでしょうか。
描き続けるための原動力は何なのでしょう。
本展では、「なぜ、絵を描くのですか?」という問いに対する画家の声に耳を傾けてみたいと思います。
作家本人へのインタビューや資料などをもとに、画家がなぜ絵を描くのかを探り、言葉とともに作品をご覧いただきます。
◆ 前期出品作家
阿部直昭、大津英敏、川島のぶ子、河村陽介、中島千波、野見山暁治、日賀野兼一、森田秀樹、山本作兵衛