当博物館は、筑豊炭田最大の炭坑であった「三井田川鉱業所伊田坑」の跡地に、田川市石炭資料館として昭和58年(1983)に開館し、平成17年(2005)に現在の「田川市石炭・歴史博物館」に名称を変更しました。
2階建ての博物館には約2万点に及ぶ資料を収蔵し、各展示室で公開しています。
第一展示室と屋外展示室では明治から昭和にかけての採炭道具や採炭の様子をジオラマで復元、機械採炭道具、現在の石炭・エネルギ-などを展示しています。
第二展示室では国内初のユネスコ世界記憶遺産(Memory of the World)として登録された山本作兵衛氏の炭坑記録画及び関係する資料を展示しています。
第三展示室では国内最古級の馬形埴輪のほか田川地方の歴史や埋蔵文化財発掘調査で出土した資料、民俗資料を展示しています。
また、年8回の博物館講座や年2回の山本作兵衛翁炭坑記録画の企画展、春と秋に市内の古墳群の見学などを開催しています。