【ZINE】家で楽しむ展覧会ー安藤圭汰個展「apa ini Putra Putri」展示

今日はArtas Galleryが2019年11月にオープンして第一回目の企画展である安藤圭汰さんの個展の模様をまとめたZINEの紹介をしたいと思います。

安藤圭汰個展
『apa ini Putra Putri』
2019年11月25日 ~ 12月8日

『re : apa ini Putra Putri』
2019年12月14日 ~ 12月25日

2019年にArtas Galleryで行われた安藤圭汰さんの個展の様子をまとめたZINEです。
ステイトメントや展覧会情報なども載っています。
安藤圭汰さんは福岡をベースに、東京や海外で活躍する若手を代表するアーティストです。

安藤圭汰さん

安藤圭汰
1992年 神奈川県川崎市生まれ
2013年 第3回ドローイングとは何か「大賞」ギャルリー志門(東京)
2017年 絹谷幸二賞推薦
2019年 artist in residents&solo exhibition sangkring art space&lorong sangkring indonesia yogyakarta

安藤圭汰さんに僕が初めて出会ったのは、Artas Galleryの最初の企画展をお願いしているアーティストがいるから紹介しておきたいと、僕もドイツから帰国して福岡に住み始めたばかりだった事もあり、ギャラリーのオーナーが親睦会を開いてくれた時でした。

安藤圭汰さんはアフロヘアーにオシャレなガラのシャツを着て、穴の空いたズボンに自身で制作されたすさまじく格好良い靴のかかと踏みながらペタペタと歩いて現れたのを良く覚えています。

この時に、実は僕はマンガも描いているんですよ、とインドネシア、ジョグジャカルタで体験した修行で得たイメージを描いたマンガ原稿をみせてくれたのがきっかけで、Artas Galleryで冊子化しようという話しに繋がったりもしました。

このマンガの紹介はまた次回にしたいと思います。

本当に素晴らしいアーティストさんですので、皆さんに是非お手に取ってもらいたいと思っています。
このZINEの売上がアーティストさんにも還元される様になっております。

ZINE作りをはじめたきっかけ

今更ですが、ZINEってご存知ですか?
わたしはつい最近ZINEの存在を知った上に読み方を間違えて認識していました。

ただしくは「ジン」と読みます。「ザイン」ではありませんよ。

ZINEとは少部数で利益を重視しない出版物のことです。
簡単にいえば誰もが作れる小さな雑誌のようなものですね。

それは2019年末、個展期間中だった安藤圭汰とArtas Galleryのアートディレクター峰松から始まったドローイングを交換しながら1枚を完成させるプロジェクトが発端です。
プロジェクトというとかっこよく聞こえますが、本当の目的は福岡の作家さんと仲良くなりたい!!ということから始まりました。やってみると以外にも、ギャラリーに訪れた作家さんの参加が一人また一人と増えていきました。
1枚のドローイングを交互に描き足していったり、文通の様に描き足していったり、その場で同時に描き足していったりとまるで部活動のような活動をしていました。
気がつけばもう2020年の6月も終わるころ。もう半年も経とうとしています。半年も経てば作品がそれなりに溜まってくるんですね。しかもそれはそれは素晴らしい作品が。
いくら部活動のようにゆるくやっていたとはいえども、作家業を生業としているひとたちが仕上げたものですから。その素敵な作品を形にしたいと思って制作したものがZINEなんです。
最近は漫画でも雑誌でもオンラインで見ることができます。実際に私自身も本屋さんやコンビニなどで雑誌を手に取って買う機会はほとんどなくなりました。

もちろんオンラインであればかさばらずデータとして残せるメリットはたくさんあります。
ですがやはり冊子として手に取って読む楽しさはというものはあります。久しぶりに冊子を手に取ってわくわくしました。