台灣藝術漫步(たいわんアートさんぽ)Vol.06「注音符號(ちゅういんふごう)」
台湾生活3年目、慣れてはきたけれどまだまだ知らないことばかり。
石造りの古い建物、色とりどりの美しいタイル、昔の住居を利用した芸術村…
台湾全土をブラブラ歩きアートを探すゆるゆる探訪記。
台湾藝術漫歩 たいわんアートさんぽ6
今まで、チョイチョイ登場していたこちら・・・
今回はこの『注音符號(ちゅういんふごう)』をご紹介します。
台湾では、中国語(北京語)と台湾語の原住民語の言語が使われていますが、注音符號(ちゅういんふごう)
は、中国語の発音を表記するために使われています。
同じように。発音を表すものに『拼音』がありますが、拼音は中国や香港で使われています。
台湾では使われていません。
日本の中国語学習書は、ほとんどが拼音で表記されています。
拼音のほうが、ローマ字表記に近く、外国人や日本人にもわかりやすいのですが・・・
台湾人に発音を教えてもらおうとした時、「ピンインわかんないよ〜〜!」
・・・となることがほとんどです。
もともと中国語は漢字しかなく、難しかったため、1913年に拼音の原案が作成され、中国語の表記に使われるようになりました。1958年に拼音が作られるまでは、中国でも注音を使っていましたが、今は読める人も少ないそうです。日常的に使っているのは台湾のみだそうです。
私たち日本人が五十音のことを「あいうえお」と言うのと同じように、台湾の人たちも注音のことを、冒頭の4文字から「ボポモフォ」と呼びます。
このように、1〜3文字+声調で発音します。
台湾人はよく、こう↓言うのですが。。
これにはちゃんとした理由があります。
拼音表記には省略されている音もあるので、覚える際には注意が必要なのです。
「村」なども注音で1つ1つ発音するととてもわかりやすい!!
もちろん、ルールさえ覚えれば、拼音でも発音は上手くなります!!!
でも、文字打ちも早いし、注音を覚えると便利です。
今後も出てきますので、ぜひ、読んでみたくださいネ!
profile
河合誠子
台湾在住イラストレーター。
台湾と鳥と植物と、餃子とインドカレーが好き。
Twitter:https://twitter.com/kappa_nagare
Instagram:https://www.instagram.com/kawaiseiko_illustration/
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