ntam-201404-芦馬治雄回顧展 ―スケッチから油彩まで―

 
 
 

芦馬治雄の生み出す静寂の世界と、その軌跡

 
 

緻密で詩情豊かな作品で知られる洋画家芦馬治雄(1932-2012)の展覧会。

 

39歳でサラリーマンから画家へと転身した芦馬治雄の画業を振り返ります。

 
 
 

「静寂の世界」といった言葉で言い表されることもあるその作品は、緻密でありながら、大胆な省略がなされ、見るものを静謐な空間へと誘います。

 
 

本展では、そうした作風に至る前の作品も含め、アトリエに遺された作品を中心におよそ100点を、前期と後期に分けてご覧頂きます。

 

高校時代に描いた水彩画や、サラリーマン時代に行った個展「薔薇・おんな展」出品作、欧州への取材旅行でのスケッチなども公開。

 

多様な展開を試みながら模索する画家の息吹を、きっと感じていただけることでしょう。

 
 

さらに、池田満寿夫や野見山暁治、三岸節子など、芦馬治雄が収集した作品の数々や、アトリエの様子を撮影した写真など、画家の周辺を彩ったものも展示。

 

作品の向こう側を少しだけご紹介します。

 
 

生まれ故郷である八幡を拠点に、画家としての道をひたむきに歩み続けた芦馬治雄。

 

その軌跡をたどりながら、彼が生み出した作品の数々をご堪能下さい。

 
 
 

◆ 関連イベント
 
○ 学芸員によるギャラリートーク
4月20日(日)、5月24日(土) いずれも13:30~14:10
場所 / 直方谷尾美術館 展示室
料金 / 観覧料のみ