当館は平成11年度に福岡県篠栗町にある南蔵院(なんぞういん)から、チベット仏教コレクションの寄贈を受けました。

 

この資料は1983年に全国巡回した「大チベット展」(主催/毎日新聞社)のために制作されたもので、チベット仏教ニンマ派の高僧ケツン・サンポ師の指導のもと、インド・ダージリンにあるカンギュル僧院をモデルにして専門の職人が制作しました。

 

コレクションは総数400点以上を数え、大型の仏壇をはじめ多数の仏像、経典、仏具、楽器、仏画、曼荼羅(まんだら)などから構成されています。

 

今回の展示ではこれらを組み立て、チベット仏教寺院の内部を再現したいと思います。

 

展示室に一歩足を踏み入れたらそこはめくるめく神秘の世界。

 

この機会に深遠なるチベット仏教の世界をお楽しみください。