kubrick-201808-山福康政-展覧会
 
 

ブックスキューブリック箱崎店 | 没後20年・生誕90年 山福康政の「付録」展

 
 
北九州・若松でまちの印刷屋として地元の出版文化を支えたヤマフク印刷。
 
ガリ版の技術をもとに、ナビス孔版→ヤマフクプリント社→山福軽印刷→ヤマフク印刷など、印刷技術の変遷と共に社名を変えながら印刷業を営み、その傍ら出版社”裏山書房”を設立。
独特のデザインで、ガリ版、シルクスクリーン、オフセット印刷などの手法を駆使した印刷物を制作し続けました。
 
創業者の山福康政さんは、”印刷屋のオヤジ”でありながら、”絵草紙作家””挿絵画家”としても活動。
48歳の時、脳血栓で倒れ、リハビリを兼ねて始めたペン画で、昭和の庶民生活や自らの体験を手書きの文章と絵で綴った「付録」を自費出版されました。
この「付録」は高く評価され、後に出版社から改訂版が刊行されました。
 
山福氏の没後20年にあたる今年3月、若松の旧古河鉱業若松ビルで「山福康政の仕事展」を開催。今回の箱崎店の展示では、「付録」の原画を中心に作品が並びます。
 
暮らしを見つめ、細密に描き出した作品からはその時代を懸命に生きる人々の息遣いが感じられます。卓越した画力やデザイン、印刷技術にも注目しながらご覧ください。
 
 
☆2018年春に開催した『山福康政の仕事展』での展覧会目録として販売する予定だった冊子『山福康政の仕事』が数ヶ月の製作期間を経て8月初旬に刊行。
山福印刷と裏山書房の歴史や印刷物の画像、作家としての仕事、親しい方々からの寄稿、ミニ版画のふろく等々…盛り沢山の内容で頒価2000円。今展の会場でお買い求めいただけます。
 
 
山福康政(やまふく・やすまさ)プロフィール
1928年広島市生まれ。1930年頃若松市に移住。1950年代から山福印刷の経営がはじまる。48歳のときの脳血栓で右半身が不自由に。2年間リハビリを兼ねて描いた「絵草子・付録」を自費出版し全国で注目を集める。挿絵、装丁、作品集の出版やエッセイ等、数多くの作品と印刷物を遺す。