knm-柿右衛門 受け継がれる技と美

 
 
 

平成25年6月に永眠された十四代酒井田柿右衛門氏は、江戸時代からつづく柿右衛門様式の製陶技術の継承に尽力しながらも、野に咲く花々などを新たに文様に取り入れ、現代的な柿右衛門様式の世界を確立しました。

 

柿右衛門氏の作品は、現代において伝統を守る有田焼の代表としての使命を担い、国内外で高い評価を受けてきました。

 
 

本展覧会では、十四代酒井田柿右衛門氏の功績をしのぶとともに、初代から現当主十五代までの歴代柿右衛門の名品をご紹介し、柿右衛門窯が継承する伝統の技と美をご覧いただきます。

 

また、酒井田家の御厚意により、「赤絵初りの覚」を含む、同家に伝わった貴重な文書の一部を公開します。

 
 

※酒井田家文書は、期間を限定して公開します。
 
第一期:3月3日(火)?3月29日(日)
No.1 赤絵初りの覚、No.35 皿山焼調進達書覚、No.36 御注文絵形
 
第二期:3月31日(火)?4月26日(日)
No.1 赤絵初りの覚(複製品)、No.37 御注文絵形、No.38 寛政元年御用物控(4/28頁替)
 
第三期:4月28日(火)?5月10日(日)
No.1 赤絵初りの覚(複製品)、No.38 寛政元年御用物控、No.36 御注文絵形(複製品)

 
 
 

□ 関連イベント
 
・ミュージアムトーク
日時:平成27年3月3日(火)15時00分から30分程度
会場:九州国立博物館4階 文化交流展示室関連第9室
聴講料:無料(ただし文化交流展の観覧料は必要)