地域の歴史の語り部である考古資料が、高等学校にも収蔵されているという事実は一般にはあまり知られていない。
しかし考古学にひたむきだった先生や生徒は知っていただろう。
人類の遠い記憶が、みずからの足下に眠っていることを。
一片の土器のかけらが、何千年の時間旅行に連れ出してくれることを。
彼らが触れた資料の数々が、夏の九州国立博物館で、新たな歴史を刻み始める。
博物館も顔負けの考古資料が実は高等学校に多く収蔵されていることをご存じですか?
九博では、この事実に光をあてて、全国13校(うち九州5校)から、53件の考古資料を選りすぐって展示します。
考古学に情熱を注いできた先生や生徒たちの心の一端にもふれることができるでしょう。
全国初の高校考古の甲子園にぜひ注目ください。
出品校:
福 島:磐城高等学校
栃 木:栃木高等学校
東 京:五日市高等学校
神奈川:鵠沼高等学校
京 都:福知山高等学校
大 阪:泉大津高等学校
奈 良:畝傍高等学校
広 島:府中高等学校
福 岡:糸島高等学校
福 岡:筑紫丘高等学校
長 崎:国見高等学校
熊 本:鹿本高等学校
大 分:中津南高等学校
□ 関連イベント
全国高等学校 考古学フォーラム2014
日時:平成8月16日(土)13時00分?16時00分
会場:九州国立博物館1階 ミュージアムホール
入場:無料
ミュージアムトーク
日時:平成26年8月5日(火)、8月26日(火)15時00分から30分程度
会場:九州国立博物館4階 文化交流展示室 関連第3室
聴講料:無料(ただし文化交流展の観覧料は必要)