九州国立博物館-江上波夫の眼 ことばとかたち

 
 
 

考古学者、東洋史学者で、文化勲章受章者の江上波夫(1906~2002年)の足跡は、文字通りユーラシア(ヨーロッパとアジアをあわせた広大な地域)全域に及んでいます。

 

戦前のオロンスム(現在の中国内蒙古自治区内)における元時代のキリスト教会堂遺構などに関する研究や、戦後の東京大学のイラン・イラク調査隊を指揮して西アジア考古学の発展に大きな役割を果たしたことで知られています。

 

生涯を通じて形成した膨大な個人コレクションを引き継いだ横浜ユーラシア文化館をはじめ、東京大学、古代オリエント博物館などから借用した各種の文字資料や美術・考古作品などを通して、「ことばとかたち」に向けられた江上のまなざしをお楽しみください。

 

なかでも九州ではなかなか目にすることのない、西アジア関連の文字資料や考古資料をじっくりご覧ください。

 
 

※一部作品を前期(11月14日?12月23日)・後期(1月1日?2月2日)で展示替えいたします。