【演劇】切り裂かれたキャンパス~ 「マネとマネ夫人像」をめぐって

 
 
 

謎に包まれた名作、エドガー・ドガ《マネとマネ夫人像》(1868-69)が北九州市立美術館に所蔵されていることを知っていますか。

 

19世紀の半ば、印象派の「誕生」前夜、若きドガとマネは交友を重ねながら互いに切磋琢磨していました。

 

本作品は、ドガがマネ夫妻を描きマネに贈ったもの。しかし、現在に残る姿は、マネ夫人の顔を消し去るかのようにキャンバスの右側が切り裂かれています。

 

いったい、二人のあいだに何が起こったのか。

 

今回、リバーウォーク北九州10周年を記念し、北九州芸術劇場と北九州市立美術館のコラボレーション企画として、魅惑に満ちた《マネとマネ夫人像》をめぐる大胆な推理演劇を公演します。

 

また、会場ではドガの作品を特別公開し、演劇のあとに学芸員による作品解説を行います。定員制の限られた入場者が一点の作品をじっくりと鑑賞しさまざまに思索する、特別な時間を提供します。

 

劇場と美術館との合作ならではの、画家同士の愛憎と芸術の苦悩をテーマとした特別企画です。

 
 
 

企画・製作/ 北九州芸術劇場、北九州市立美術館
主催/ (公財)北九州市芸術文化振興財団、北九州市立美術館、リバーウォーク北九州
共催/ 北九州市