kcam-201906-ラファエル-展覧会
 
 
久留米市美術館 | ラファエル前派の軌跡 —ターナー、ラスキンからロセッティ、バーン=ジョーンズ、モリスまで
 
 
「自然に忠実であれ」。イギリスの美術評論家ジョン・ラスキンは、対象をしっかりと観察し、素描することで、ものの本質に迫ることができると考えました。その信念は風景画を刷新したターナーをはじめ、旧来のアカデミズムからはずれた若い芸術家たちを守り育て、やがて世界規模で広がるアーツ&クラフツ運動の芽生えを促すことになります。本展では、ラスキンに擁護された若いグループ「ラファエル前派」のロセッティやミレイらを軸に、次の世代にあたるバーン=ジョーンズやウィリアム・モリスらの、絵画や素描、貴重な書籍、彼らが共同制作したステンドグラス・家具など、バラエティに富んだ150点を展示します。次々と花開く19世紀イギリスの芸術と、人と自然が織りなすドラマをお楽しみください