夏休み期間中にあわせ、みやこ町の昆虫収集家、松田勝弘さんが永年にわたり国内外で採取してきた昆虫を約100箱の昆虫標本箱にて展示します。この夏、ファッションの世界では流行の兆しの昆虫柄。そんな昆虫の世界を美術館でお楽しみください。
また会期中には、小学生を対象に嘉麻市の自然や嘉麻市に生息する昆虫について学び、身近に感じることの出来る様々な各種関連事業も開催いたします。
・松田勝弘さんプロフェール
1944年1月20日 小倉北区馬借町に生まれる。(現在71歳)
1947年 父病死により、母の実家(京都郡豊津村)に、母、兄、姉、本人
祖父母のもとで生活を始める。
家の周囲は野山で、自然に恵まれており、幼少期より蝶や虫に興味を持つ。
豊津小学校5年生の時、(1934年9月)、家の周りで採集した虫・チョウ等々の標本を小倉井筒屋デパートで実施されていた北九州昆虫展覧会に出品し、小学校の部で特選を受賞する。
福岡学芸大学に入学し、再び採集を始める。採集地域も県内の山々(英彦山・障子岳・福智山)に広がり、4年間、この三山のカミキリムシの分布状況を調査し、卒業論文として、採集目録を作成する。
大学卒業と共に、福智山麓の北九州市立道原小学校の教諭となり、子ども達と共に、地域の昆虫採集を開始する。
小倉の足立山や森林公園などに夜間採集をする。また、昆虫友達も増え、休日には、遠方まで一緒に採集に出かけることが多くなる。(久住山、大船山、広島吉和村の十方山、四国愛媛県の面河渓谷・石鎚山、小田深山、徳島県の剣山など)毎年、1~2回出かける。
1971年7月24日~8月13日に、続いて、翌年4月29日~5月9日まで、台湾の烏来、花蓮、台東、知本、懇丁公園で昆虫採集をする。
1976年7月19日~8月3日の間、昆虫仲間の教員3名で、インドネシアジャワ島(ジャカルタ周辺、スラバヤ等)に採集旅行をする。
1985年ごろより、職務上多忙になると共に、採集を一時休止するが、学校でのクラブ活動では、生物クラブを担当し、虫好きな子ども達と学校周辺の野山で採集を続ける。
2004年3月 北九州市立高見小学校校長を最後に退職し、4月から平成21年3月まで5年間、北九州市立富野公民館(平成17年1月桜丘市民センターに改名)館長を務める。その間より時間に余裕が出来、昆虫採集を再開する。
学校を退職後、日本・外国各地に採集に出かける。
2009年4月1日より、みやこ町駐在員(東甲塚区長)に任命される。
みやこ町立豊津小学校 理科支援員(2009/10/1~22/2/28)(非常勤講師)
みやこ町立城井小学校 理科支援員(2010/6/1~23/2/28)(非常勤講師)
みやこ町立柳瀬・諌山小学校 理科支援員(2011/6/1~24/2/28)(非常勤講師)
2011年4月1日 より、みやこ町豊津校区区長会会長に就任する。
2013年4月1日 みやこ町豊津地区駐在員会会長及びみやこ町駐在員会副会長に就任する。 同年7月8日 みやこ町学校再編整備計画策定委員を委嘱される。
2013年12月1日 民生委員・児童委員を委嘱される。
2014年4月1日 みやこ町駐在員会会長に就任する。
北九州市立自然史博物館友の会 会員、NPO法人 生態教育センター会員
(松田勝弘さん資料より)