福岡アジア美術館 | 感覚の宇宙―アジアの抽象美術

感覚を開放する、想像力かきたてる抽象の世界

20世紀前半の西洋で発達した美術の抽象表現は、描く対象物のイメージを写実性とは切り離し、線や形、色彩のみで構成しようとした試みであり、美術におけるモダニズムを象徴する出来事でした。しかしその起源は、音楽や原始美術、宗教観や自然観と結びついていると言われており、アジアにおいては1960年代頃から西洋モダニズムに関心をよせていた美術家たちが独自の抽象表現の試みを始めます。

本展は、あじび所蔵の1960年代から現代までのアジアの抽象美術に注目した展覧会です。前半は、線、円、幾何学などの瞑想的で普遍性を感じる作品を、後半は、万物の生やエネルギー、自然の有機性などをテーマにした作品を紹介します。

誰もが経験したことのない状況で、家にこもり感覚を閉ざしてしまうような毎日ですが、本展の作品鑑賞を通じてアジアの抽象世界を体感する機会となれば幸いです。

faam-202104-感覚の宇宙

イベント名:感覚の宇宙―アジアの抽象美術

開催場所:福岡アジア美術館 アジアギャラリー

開催地住所:福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8階(地図はこちら)

開催日:2021-04-15(木) ~ 2021-06-22(火)

お問い合わせ:092-263-1100

利用時間:9:30 – 18:00(金曜・土曜は20:00まで)※ギャラリー入室は閉室30分前まで

お休み:毎週水曜日(水曜が休日の場合はその翌平日)年末・年始(12月26日~1月1日)

料金:一般200円(150円) 高校・大学生150円(100円) 中学生以下無料

公式WEB:https://faam.city.fukuoka.lg.jp/