「読んで真似するだけで初心者でも絵が描けるようになる怪文章とメンタルドローイングについて」
私自身発展途上の身でありますが、下記の方法を実践していただくと、格段に絵が上達する方法を記そうと思います。(初心者にも向いている内容です)
まずは紙と林檎を用意します。(a4サイズ以上推奨)(林檎では無くても良いですが、例として)
用意してもらったら、何分かけても構いません。林檎をよく観察してください。この時林檎は現状維持を意識しなくても大丈夫です。(凝視する、触る、叩く、叩きつける、切る、匂う、食べる、腐らす、燃やす等何をしても大丈夫です)
観察する過程で気づいた事は文字、色、絵、撮影、コラージュ、等方法は問いませんので、全て記録(メモ)してください。どんな些細な事でも、突飛な事でも記してください。メモは綺麗に見えなくても大丈夫です、むしろ汚くして見えなくなっても、重ねて書いても大丈夫です。(目の前に存在する林檎の情報全てを空間ごと抜き取り保存するように)
観察してメモする時に大事なのは、林檎という存在自体を知らない人(が存在すると過程して)に、記録し終わった紙のみを見せる事で、どれだけその存在をリアルに認識させる事ができるかを意識しながら上記の作業を行う事です。
もう観察出来ることがないまで観察してください。紙も汚すのを恐れないでください。
そうして出来た紙は、出来れば誰か第三者に実際に見せてみてください。もしかしたら自分の得られなかった違う発見を知る事ができるかもしれません。
慣れてきたら林檎以外のモノで試してみてください。嘘に聞こえるかもしれませんが、観念を取り外すまで毎日観察とメモを繰り返すと、絵自体を描いたり、デッサンの習得練習を行わずとも、絵は上達します。
中途半端な手練手管を身につけてしまった後に観念を取り外していく作業は予想以上に大変です(しかし観念をガチガチに固めていくことは作品の魅力が格段に上がっていくので、各々によりますが…)
今回のことを頭の中でも自然と出来てきたら、絵自体を何気なく描いた時や、デッサンや画材研究をした際本当に上達していきます。
大事なのは観念を取り外すことと、物を観察していくことです。絵自体を描くことは先ずは置いておき、観察です。
と、乱暴な決めつけをしてしまいましたが、本来絵の上達方法なんかは個々で違うとてもデリケートなものだと考えています。
ハマれば吉ですが、ハマらなければ大変なので、もし気になる方がいたら相談してください。私も発展途上ですが、一緒に悩んだり模索しましょう。
profile
安藤圭汰
1992年 神奈川県川崎市生まれ
2013年 第3回ドローイングとは何か「大賞」ギャルリー志門(東京)
2017年 絹谷幸二賞推薦
2019年 artist in residents&solo exhibition sangkring art space&lorong sangkring indonesia yogyakarta
profile/安藤圭汰
1992年 神奈川県川崎市生まれ
2013年 第3回ドローイングとは何か「大賞」ギャルリー志門(東京)
2017年 絹谷幸二賞推薦
2019年 artist in residents&solo exhibition sangkring art space&lorong sangkring indonesia yogyakarta