尾崎 千夏「光芒」
現実だけが進んでいる
そして未来
明日は
明日の風がふく
それよりも
今日の風が吹いている
そうおもって、
結局は
かたちにならないものを
つくっているのかも
なめくじのあるいたあとの
白い線
涙の跡
星の光芒のよう
光ったあとだけ
見えるようになっていて
とまっているようで
本当は
光を放っているかも
自分では見えないが
離れてみると
光っているのかも
しれません
それを
わたし
しりません
みなさんが
ひかっているのを
わたしは
しっています。
それを
眺めながら
うっかりとこぼして
しまっているのが
あなたには
みえている
でしょうか。
profile
尾崎千夏
2016 年より写真を始める。
人物を中心に撮影。
グループ展参加多数。
最近では色や光を意識した心象風景、
記憶を記録する風景写真を撮り続けている。
profile/尾崎千夏
2016 年より写真を始める。
人物を中心に撮影。
グループ展参加多数。
最近では色や光を意識した心象風景、
記憶を記録する風景写真を撮り続けている。