開館20周年を嘉麻市出身の絵本作家で彩る
稲築町(現嘉麻市)で生まれた石川えりこ(1955-)の幼少期の体験をもとに描いた「ボタ山であそんだころ」(福音館書店)は、2015年第46回講談社出版文化賞受賞、同年に国際的な絵本原画のビエンナーレ「ブラチスラヴァ世界絵本原画展」への出品作品として選ばれ、原画が海外を巡回しました。
ふるさとでの回顧展となる本展では、「ボタ山であそんだころ」や「あひる」(くもん出版)、「てんきのいい日はつくしとり」(福音館書店)といった幼少期のふるさとの記憶をもとに描いた絵本をはじめ、初期から最新作に至るまでのイラストレーションや絵本の原画を一同に展示いたします。
石川えりこ
1955年福岡県稲築町(現嘉麻市)生まれ。横浜市在住。画家であった祖父の影響で絵を描き始め、九州造形短期大学デザイン学科卒業後、研究生として絵本制作を学ぶ。福岡市、静岡市、仙台市の広告代理店勤務を経てフリーのイラストレーターとなる。
絵本、児童書、挿絵をはじめ、書籍装画、雑誌・広告など多方面で活躍中。
絵を手がけた作品に『くろうさぎはねた』(詩:こうだてつひろ・海風社)、『たいらになった二つのやま』(作:ビーゲンセン・絵本塾出版)、『くじらのおれいまいり』(文:深山さくら・教育画劇)、『おばけのナンダッケ』シリーズ(作:巣山ひろみ・国土社)、『すずこ』(文:原野なおこ・西日本出版社)などがある。
炭鉱町で育った幼少期の体験をもとに描いた『ボタ山であそんだころ』(福音館書店)にて、2015年に第46回講談社出版文化賞を受賞。同作品は国際的な絵本原画のビエンナーレ「ブラチスラヴァ世界絵本原画展」への出品作品として選ばれ、巡回した。
・ 日本児童美術家連盟会員
・ 東京イラストレーターズソサエティ会員
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