由布院駅アートホール|高崎恵 「Peninsula / 還る場」
大分県国東半島で撮影した写真を展示。
写真の可能性を追求したインスタレーション。
時間の経過を感じさせる写真や窓から見える風景など、
移り変わる環境を含めた鑑賞体験を共有する。
高崎恵(タカサキメグム) |写真家
1980年 長崎市生まれ
現在、大分県国東半島を拠点に制作している
1999年、青山学院大学への入学を機に上京。在学中に死期の迫った人と関わる事で、
過ぎゆく時の流れを強く意識し、それに一瞬でも抗うかのように撮影を開始する。
2001年に制作した「0 」を境に、日本古来の自然崇拝に関心を抱くようになる。
2008年、写真評論家 谷口雅氏と出会い、東京綜合写真専門学校に入学。写真への見識を深める。
2009年、スイス・ローザンヌのエリゼ美術館が主催する企画展、「reGeneration2 」(将来を担う写真家たち)に国内から唯一選出される。
その巡回展が、アルル国際写真フェスティバル、Aperture Foundation 等、世界11ヵ国19都市で開催される。
2010年、作品 「Genesis 」がエリゼ美術館等に収蔵される。
2011年~2013 年には母校の写真学校で講師を務めながら、the AIPAD photography show New York 、Tokyo Photo 等のアートフェアに出品する。
2016年、作品取り扱いギャラリーであるPicture Photo Space 代表、相野正人氏が他界。発表の場を失くす。
2019年、終の住処を求め、神仏習合の発祥の地である大分県国東半島へ移住。
フォトグラファーとしても活動しながら、作品制作を継続させる。
2020年、この土地で撮影した作品 「Peninsula 」 でキヤノン写真新世紀を受賞し(椹木野衣氏・選)、東京都写真美術館でのグループ展に出品する。
2021年より、作品 「Peninsula 」を国東半島の空き家等を借りて展示する、「Studio Nest Project 」を開始。
国東半島に流れてきた時間や歴史を、鑑賞者と共有する試みを続けている。
また同年より写真ワークショップを主催。誰もが写真と密接に関わる現代で、写真のあり方や見え方について幅広い世代と考察している。
会場:由布院駅アートホール
住所:大分県由布市湯布院町川北8−2
会期:2023年8月26日(土)〜9月25日(月)
時間:9時〜18時(最終日16時まで)
休館日:なし