「名品は師なりー教育用標本としての芸術コレクションー」
九州国立博物館 | 九州産業大学は、芸術学部を中心に、これまで美術、工芸、デザイン、写真など多くの教育用標本を収集してきました。今回は、2020年に九州産業大学が創立60周年を迎えるにあたり、本学が半世紀を越えて収集してきた教育用標本(芸術コレクション)の中から選りすぐりの名品をご紹介します。
参加型アートプロジェクト「くすかき -太宰府天満宮-」
太宰府天満宮 | 「くすかき -太宰府天満宮-」は、アーティストの五十嵐靖晃が九州・福岡にある太宰府天満宮の樟の杜を舞台に、2010年から樟(くすのき)が葉を落とすこの時期に毎年行っているアートプロジェクトです。今年で9回目を迎えました。
特別展「新・桃山展-大航海時代の日本美術」
九州国立博物館 | 本展覧会は、倭寇わこうの船で来日したポルトガル人が鉄砲を伝えた1543年(または1542年)から、徳川幕府がキリスト教を禁じ、貿易統制を布しいて「鎖国」を完成させた1639年までの約百年間に焦点を当て、「文化交流」という視点からこの激動の時代の美術を改めて見つめなおすものです。
世界遺産 ラスコー展 クロマニョン人が見た世界
九州国立博物館 | 今から2万年ほど前、フランス南西部のヴェゼール渓谷にある洞窟に、壮大な壁画が描かれました。そこはラスコー洞窟。壁画を描いたのはクロマニョン人です。ラスコー洞窟の壁画は、彼らが描いた数ある壁画の中でも色彩の豊かさや、技法、そして600頭とも言われる圧倒的な数の躍動感あふれる動物画が格別にすばらしく、1979年に世界遺産に登録されました。壁画を保存するため、洞窟は現在非公開となっていますが、その魅力を広く人々に知ってもらうべく、フランス政府公認のもと製作された展覧会が世界巡回している「LASCAUX INTERNATIONAL EXHIBITION」です。そして、世界各国で人気を博しているこの巡回展に日本独自のコンテンツを加えた展覧会が「世界遺産ラスコー展」です。
タイ 〜仏の国の輝き〜
九州国立博物館 | タイは国民の95%が仏教を篤あつく信仰する仏教国です。仏教は、ひとびとの日々の暮らしに寄り添い、長い歴史の中で多様な仏教文化が花開きました。重厚で独特な趣を宿した古代彫刻群、やわらかな微笑みをたたえる優美な仏像たち、仏塔に納められた眩いばかりの黄金の品々、仏教の宇宙観にもとづき荘厳しょうごんされた仏堂の輝き。本展は、タイ王国門外不出の名宝と、選りすぐりの仏教美術の数々を一堂に集め、仏教がタイの文化形成に果たした役割をひもといていきます。日タイ修好130周年の節目に、両国が総力を結集して開催する空前の展覧会です。
京都 高山寺と明恵上人 鳥獣戯画
九州国立博物館 | 本展では、近年修復を終えたばかりの国宝「鳥獣人物戯画」全四巻をはじめとする高山寺の名宝を一挙にご紹介するとともに、明恵上人と同時代の人々との親交を語る品々から、稀代の聖僧・明恵上人の実像に迫ります。
海の王都 原の辻遺跡と壱岐の至宝
九州国立博物館 | 海上交通・対外交流の拠点として大きな役割を果たしてきた壱岐島。今から約2000年前、多くの渡来人や倭人が来島し、人と共に珍しい交易品が集まる「海の王都」として、栄え、弥生人憧れの島として国内外に輝きを放っていました。国指定史跡「原の辻遺跡」をはじめ、市史跡カラカミ遺跡から出土した資料を通して、当時の社会情勢や生活環境などをうかがい知ることができます。
全国高等学校考古名品展 2016
九州国立博物館 | 全国の高等学校には、地元の方が寄贈した資料や、地歴部や郷土部による発掘調査の出土品など、多くの考古資料が保存されています。これら高等学校所蔵資料を通じて地域の歴史と高校生の活動を紹介します。
東山魁夷 自然と人、そして町
九州国立博物館 | 戦後の日本画、なかでも風景画に新境地を開いた東山魁夷(1908~1999年)。彼は徹底した自然観察をもとに、内面的深さを感じさせる静謐(せいひつ)な風景を生涯描き続けました。本展では、画家の代表作である《道》(1950年)や《緑響く》(1982年)にくわえ、ヨーロッパや京都の古都の面影を描いた風景画など、約80件にのぼる名品の数々を通して、「国民画家」と呼ばれた東山魁夷の画業の全貌をたどります。