Artas Gallery|井上舜太個展 “ 知覚の近く “

この度Artas Galleryでは、井上舜太による初個展「知覚の近く」を2022年3月30日(水)より開催いたします。
井上舜太は1999年生まれ、今年2022年3月に九州産業大学を卒業し、新たに活動を始めた新進の現代美術家です。
1990年代後半~2000年代前半生まれの彼らはZ世代とも呼ばれ、幼少期よりインターネットやオンライン世界にも慣れ親しみ、リアルとアンリアルが混ざり合った世界で生きてきた世代でもあります。
人は視覚や聴覚などの五感から得られる情報を元に世界を認識しています。
インターネットの発展と共にそれまでとは比べ物にならない程の多くの情報が溢れ、フェイクニュースの蔓延も叫ばれる中で、私たちが知覚する世界とは一体何なのでしょうか。
そして自分自身のことについて私たちはどれほどのことを知覚できているのでしょうか。

本展では、自分自身も含めた自身の知覚する世界について、SNSやメディアから得た情報を踏襲し、他者と比べ同等以上であることに安心感を覚える価値基準に対して、率直に自分自身と向き合い、自分自身の感じた世界を素直に表現した井上の作品をご紹介いたします。
ぜひご高覧ください。

Artas Gallery 村上 博史

井上舜太個展 “ 知覚の近く “

知覚とは外界からの刺激を感覚として自覚し、刺激の種類を五感として意味づけしている。
外界からの情報は五感を駆使して得られた確かな情報だが、自身のことを知る感覚機能は何なのか疑問に思い、それを探るために絵を描くことにした。
自らの体を動かす根源は自身の内側にある何かであることは確かで、それをコピー機の要領で映し出せる方法として絵を描くことが最も適していると思い、この方法を採用した。
外界(外側)へと発信される前の内側にいる私自身は、光を浴びず色を帯びていない。
その私自身を忠実に再現するためにモノクロの画材を選んで制作を行った。

井上舜太

■井上 舜太 / INOUE SYUNTA
1999 大分県生まれ
九州産業大学芸術学部ビジュアルデザイン学科 2018入学 – 2022 卒業
外界からの情報を受け取るばかりの私自身の受け身の姿勢にコンプレックスを感じ、自分から発信される情報を認知するための手段として絵を描いている。
受賞歴
2021 「第105回二科展」 入賞
展覧会
2021 「Next Generation Artist @Fukuoka」 福岡/博多阪急 グループ展

イベント名 :井上舜太個展 “ 知覚の近く “

開催場所 :ARTAS GALLERY

開催地住所:福岡県福岡市博多区店屋町4-8-205 (地図はこちら)

開催日:2022-03-30(水) ~ 2022-04-17(日)

お問い合わせ:TEL: 092-287-5599 (プラスフクオカを見たとお伝え下さい)

利用時間:10:00~19:00

お休み:月・火曜日

料金:観覧無料

公式WEB https://artas.fun/gallery/