睿品画廊(Ruipin Gallely) | LETHE-EXPRESSIONISM“EN PASSANT” -覆蔵性表現主義中日聯展-
 
 
2019年5月12日より、睿品画廊(Ruipin Gallely 中国)と「覆蔵性表現主義(Lethe-expressionism)」グループ「アンパサン(EN PASSANT)」は、日本芸術家宮原誠弥(Miyahara Masaya)、安部純平(Abe Jumpei)、日本哲学者圭(Kei)、中国写真家羅家惠(Luojiahui)の「LETHE-EXPRESSIONISM “EN PASSANT”-覆蔵性表現主義中日聯展-」を開催いたします。
 
「覆蔵性表現主義(Lethe-expressionism)」グループ「アンパサン(EN PASSANT)」は2017年福岡県で結成され、宮原誠弥と安部純平は、いまや覆蔵性表現主義を代表する若手芸術家として知られています。
 
圭は日本の哲学者 在野研究者であり、「哲」学を存在についての学と再定義し、独自の一元哲学体系を構築しました。
 
羅家惠は、中国と日本において多岐にわたるプロジェクトを手掛けています。
 
本展では、彼らが作り出す覆蔵性表現主義が持つ意味の多様性を試みます。
 
覆蔵性表現主義は、現代美術の固定観念に対して、様々な表現媒体を通じて、表現意欲の表れと芸術の本質に迫ることを目指します。
 
中国において、独立文学連盟として1995年に創立した「黑藍文学(heilan)」と美術評論家倪衛華(Ni Weihua)の協力のもと、「アンパサン(EN PASSANT)」の最初の企画展覧会として、宮原誠弥、安部純平、圭、羅家惠四名作家による覆蔵性表現主義の探究を上海で初公開いたします。
 
 
The opening of the exhibition LETHE – EXPRESSIONISM Sino-Japanese “EN PASSANT” will be held in Ruipin Gallely.
 
Lethe-expressionism group “EN PASSANT” was established in Fukuoka, Japan, in the year of 2017. Two of the group members, emerging artists Masaya Miyahara and Jumpei Abe as the young artist representatives of Lethe-expressionism are constantly involved in the Japanese creative field. Japanese philosopher, philosophyscholarKei analyzed the denotation in Seiende/Sein, and redefined it by constructing self-contained monism system. Chinese photographer Jiahui Luo worked on multiple documentary photograph series through her five-year travel, including Fukuoka in Japan, Beijing in China, and more.
 
Lethe-expressionism is known for questioning the stereotypes and mainstream cultural in contemporary art through multi-medium representation, attempting to reveal the nature of art. The exhibition is a way of exploring the boundary of Lethe-expressionism.
 
With the support from the contemporary Chinese literature institution HeiLan; this first curated exhibition of the Sino-Japanese artist group EN PASSANT, explores the possibilities of Lethe- Expressionism by representing the works of Masaya Miyahara, Jumpei Abe, Kei and Jiahui Luo.
 

宮原誠弥(Miyahara Masaya)
1993年-福岡県出身
10代の頃より拾った画材で創作活動を始める。あらゆる人間社会の抑圧的環境下において、反逆的な思想背景に情動的で力に満ちた絵画を数多く制作。
20代に入り、人間の持つ知性と感性の融和をテーマに、人間存在の本質に迫る芸術の探求を始める。
現代美術の風潮に対して、真の芸術の探求を目指し、創作活動を続ける。
2017年、盟友である哲学者 圭(Kei)と共に長年研究を重ねた「体系哲学」の思想体系を基盤に「覆蔵性表現主義(Lethe-expressionism)」を確立する。
20世紀以降の芸術の本質的な継承と発展を目指し、主義の体現を決意する。同年、哲学者 圭(Kei)と芸術家 安部純平(Abe Jumpei)と共に「覆蔵性表現主義(Lethe-expressionism)」グループ「アンパサン(EN PASSANT)」結成。
 
略歴
2011 第67回福岡県美術展覧会 入選 (福岡県立美術館)
2012 第61回久留米市総合美術展 入選 (石橋美術館)
2014 Marche de Noel de Bordeaux a fukuoka 2014 出展
2015 SOLARIA PARK SIDE GALLERY 出展
Sony Music Artists アートディレクション 担当
2016 La petite Galerie des Moines 作品所蔵 (フランス パリ)
2017 個展 「宮原誠弥展-神聖なる魂を求めて-」開催 (ギャラリー百貨蔵 福岡)
「覆蔵性表現主義(Lethe-expressionism)」グループ「アンパサン(EN PASSANT)」結成
2018 BARRAKアンデパンダン展 出展(美術手帖掲載 BARRAK 沖縄)
 
 

安部純平(Abe Jumpei)
1993年-福岡県出身
芸術家である父に育てられ、幼い頃から芸術に触れる。学生時代、多くの文学作品に親しみ、アメリカの小説家 カート・ヴォネガット(Kurt Vonnegut)に強い影響を受ける。高校卒業後から絵画制作を福岡県で始める。
2015年に大分県立芸術文化短期大学に入学したことにより、制作の場を大分県に移す。
人間の精神世界を反映させた創作を基盤とし、人間存在の曖昧さを探求する。
2017年に長年の同志である芸術家 宮原誠弥(MiyaharaMasaya)に賛同し、「覆蔵性表現主義(Lethe-expressionism)」グループ「アンパサン(EN PASSANT)」の一員となる。2019年に学士(芸術学)の学位を取得。現在、制作の場を東京都に移し、活動中。
 
略歴
2015 大分県立芸術文化短期大学 美術科 入学
2015 グループ展「4人のごちゃごちゃ」(大分県立芸術文化短期大学)
グループ展「モラトリアム展」(コトブキヤ文具 駅南店)
2016 グループ展「泪展」(アートプラザ 大分)
2017 大分県立芸術文化短期大学 美術科卒業制作展(大分県立美術館 OPAM)、同学卒業
2017 大分県立芸術文化短期大学 専攻科(造形専攻)入学
2018 個展「外骨格ロボット」(大分県立芸術文化短期大学)
2019 大分県立芸術文化短期大学 専攻科修了制作展(大分県立美術館 OPAM)、同学修了
 
 

羅家惠(Luo jiahui)
1994年-中国海南省出身
幼い頃から写真撮影を始める。2013年から北京において、大学時代に漢語国際教育を学ぶ。
2016年、交換留学プロジェクトにより九州女子大学人間科学部 人間発達学科人間基礎専攻に編入学。国語と書道を学ぶ。同時に能楽(宝生流)の稽古および研究を行う。
 
2017年、芸術家 宮原誠弥(Miyahara Masaya)と出会い、2019年「覆蔵性表現主義(Lethe-expressionism)」グループ「アンパサン(EN PASSANT)」の一員となる。
 
同年2019年、写真表現,九州産業大学大学院芸術研究科造形表現専攻写真映像分野に入学。ドキュメンタリー性と芸術性を兼有した写真表現の可能性を研究課題として、記録写真と芸術性を含む写真の考察と、統合的な表現方法を研究。
 
略歴
2013 中華女子学院 文化伝播学院 入学
2017 九州女子大学 人間科学部 人間発達学科 人間基礎専攻 編入学
2018 研究課題「ドキュメンタリー性と芸術性を兼有した写真表現の可能性」確立
劇団青春座 「零のサムライ~松本零士物語~」「SHEENA ~I LOVE YOU~」出演
(北九州芸術劇場)
2019 九州女子大学卒業展「奏」開催(九州国立博物館)
2019 九州女子大学 卒業
2019 第57回北九州芸術祭2019 北九州文化連盟 表彰
2019年 九州産業大学大学院芸術研究科造形表現専攻写真映像分野 入学
2019「島展」(福岡アジア美術館) 出展予定
 
 

圭(Kei)
1992年-福岡県出身
圭(Kei)は日本の哲学者 在野研究者である。
「哲」学を存在についての学と再定義し、認識論的手法を用いた 存在者/存在(Seiende/Sein)の共示作用分析を通じて独自の一元哲学体系を構築した。
 
論群
「静的現象論 (Static phenomenology)」
「動的現象論(Dynamic phenomenology)」において
存在者への問いかけの必然性を提示し
存在者の基礎構造の分析に対し認識論的手法を用いて時間、現象、主体ー客体、自我、弁証法、創造行為についての論述を展開した。
圭(Kei)は、近代日本の西洋哲学研究を中心とした活動を拒絶し哲学学者の批判を行なった。
現在は、非科学的手法の有効性を検証し「哲」学再建に努力が向けられている。
 
 
Opening Party : 2019年5月12日15:00