みぞえ画廊 福岡店 | 博多画傳三傑展-仙厓・渓仙・善三郎-PartⅡ
博多三傑といえば神谷宗湛、嶋井宗室、大賀宗九三人の博多豪商を指す言葉として有名である。
秀吉の朝鮮遠征の前後の時期1587年頃に活躍し、秀吉との太いパイプを生かし巨万の富を築き上げた商人たちで、また茶人としても名高く、「宗湛日記」や「嶋井宗室日記」などの茶会記を残している。
今回、企画する展覧会はその三傑の名前を借用して、一人は1879年に博多区麹屋町、現在の下川端に代々続いた素麺製造業の家に五男として生まれた冨田渓仙、もう一人は1893年に福岡市中島町、現在の博多区中洲2-1に紙問屋児島本家の長男として生まれた児島善三郎、その博多が生んだ二人の画家と江戸末期に博多聖福寺百二十三世として活躍し庶民にも人気の高かった仙厓和尚を加え書画における博多三傑として現代の世に問うものである。
本展では、先に福岡アジア美術館で展示した作品の一部に加え、全国から収集した優品を展示販売いたします。