mikiso-201406-原? 個展 「 写真の感触 」

 
 
 

ART HUB 三樹荘 | 原? 個展 「 写真の感触 」

 
 

最近作では、作者自身の家族が撮りためていた家族のスナップ写真の縁部分のみを残して切り刻み、その粉末状になった写真を枝のようなまたは神経のような形に再構成した「紡がれた記憶と記録」を発表しています。

 

この作品では、家族のスナップという切り口からその独特の物質性や、撮られた記録と撮った者の記憶、また多くの家族に共通する写真に託された想いといったものを扱っています。

 
 

本展では前作の写真を解体し再構成するという要素を引き継ぎ、撮影された物質そのものと、一枚の写真となったそのイメージ両方を解体し、別の形に構成し直すというスタディを展開します。

 

それと同時に、バラバラにされた写真を繋ぎ合わせ、セロハンテープを幾重にも貼り、また一枚の平面に“修理”していく作業を新たな制作方法として取り入れております。

 

原はこの行為により、あらゆるイメージが無理矢理に一枚の表面にされてしまう写真というものの独自の性質、そして写真の表層の手触りや感触について考察します。

 
 

7月4日にはクロージングパーティーを開き、アーティストトークを行います。

 

7/4 18:00- closing party/artist talk
パーティー参加の方からカンパとして¥500を頂いております。

 

原の興味の対象への繊細な、そして執拗な追究の痕跡を、どうぞご高覧くださいませ。