Artas Gallery|KWAVE@ARTAS

今年福岡市では「Fukuoka Art Next」プロジェクトが開始され、現代アートで福岡を盛り上げようとする動きが加速しています。今秋、9月23日〜10月10日は、福岡市主催による「FaN Week」の開催や「ART FAIR ASIA FUKUOKA」がより大規模なイベントとして開催される等、福岡のアートシーンの今が世界へ向けて発信されています。この動きに共鳴し、私達Artas Galleryでは、世界へ向けて発信したい三名の若手作家をご紹介いたします。

一人目の作家「井上 舜太 / INOUE Shunta」は、自分自身を知覚する行為として、一種の自動書記にも近い制作手法で様々な事柄を描き出す。幼少期から慣れ親しんだ漫画やアニメーションなどを源流とした描画表現を用い、身近にあるボールペンを使用し画面内に所狭しと描き出された細密な世界は、情報の溢れる世界を知覚し取り込み、自分自身との対話の中で自分の感じた世界の姿を映しとり、再構築する行為なのかもしれない。

二人目の作家「齋藤 聖菜 / SAITO Kiyona」は、「少年少女」「廃墟」などをモチーフに、「生と死」「繁栄と衰退」「循環」といった普遍的なテーマを表現している。齋藤は佐賀市の生まれ。幼少期より街の様相が変化する様をつぶさに見てきた。成長し未来へ進んでいく少年少女と、使われなくなり朽ちていく廃墟。そこには生と死の循環があり、現代に生きる私たちそのものが在る様に感じる。齋藤は作品を通して、生とは、死とは、私たちの存在とは何かを、観るものに問いかける。

三人目の作家「村上 淳志 / MURAKAMI Atsushi」は、自身の中にあるクールと感じたイメージを「人物」を用いて描いている。人や人が作り出したモノ、社会とのコミュニケーションの中で感じた感情を「人」をモチーフに描くことで言葉にならないモノを表現しようとしている。最近はミクストメディアにも挑戦し、言葉にならないモノを伝える表現を日々模索している。

現在の福岡は日本のアートシーンの中でも注目されている地域になってきています。その中で現在そして未来のアートシーンを盛り上げていく九州の若手作家の力(Kyushu Wave)と共に、大きな”うねり”として世界に発信していきます。今回ご紹介した三名の作家とArtas Galleryの今後の活動にもぜひご注目ください。

Artas Gallery 村上 博史

2022.9.23 fri – 10.10 mon
open 11:00 – 19:00
close Monday Tuesday (10.10 open)
観覧無料

Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599

イベント名 :KWAVE@ARTAS

開催日:2022/9/23(金) – 10/10(月)  11:00 – 19:00
休み: 月・火曜日 (10/10は営業)

観覧無料

場所 :ArtasGallery
住所:福岡県福岡市博多区店屋町4-8-205

お問い合わせ:TEL: 092-287-5599 (プラスフクオカを見たとお伝え下さい)

公式WEB: https://artas.fun/gallery/