カフェ&ギャラリー キューブリック | いわいあや写真展 夢のあと ―『食べたものはわたしになる』写真集より―

福岡県出身、東京都在住の写真家 いわいあやさんの写真展をブックスキューブリック箱崎店2Fギャラリーにて開催いたします。

二度と出会うことのない「永遠の今」をとらえた繊細な光の数々です。ぜひ間近でご高覧ください。

食べたものは

わたしになる

ものすごい速さで

わたしをつくる

わたしをこわしながら

『食べたものはわたしになる』という写真集の1ページ目に入れたこの言葉は、福岡伸一さんの『動的平衡』に影響を受けて書いたものです。

本屋では思いもよらない偶然のような必然の本との出会いがあります。

わたしが写真集を作るときに必要になった本は、キューブリックさんがなければ出会えませんでした。

今回の写真展のテーマ、「夢のあと」は、太陽バンドの曲のタイトルからとっています。

この曲も写真集を作るときにとても支えになりました。

「そろそろ時間がきたよ いかなくちゃいけないよ そろそろ時間がきたよ お別れの言葉 バイバイ」

この歌詞が大好きなのですが、写真を撮るとき、いつも、撮っているものからそっと言われている気がしています。

人から人、風景から風景へと出会い、いろんなものを撮りましたが、それは2度とたちあらわれません。

石巻の土からつくしが出て、知人宅の庭では実がなり、盲目のおじいさんは「生かされている」と言い、森の中では鹿が花を食い尽くし、彫刻家の畑では摘花された横で花が咲き誇っていました。

どれもわたしの暮らしの中にはないものですが、撮ると出会うことができます。

そんな出会いの中に、一つとして同じものはありません。まさに一回性のものであり、永遠に変わらないもの、「永遠の今」というものなのだと思っています。

この、「永遠の今」という言葉を知ったのも、キューブリックさんで手にした本からでした。

わたしにとって、ここにある写真たち「永遠の今」は、まさにお別れを言う「夢のあと」のようなものです。

見てくださった方々にも、「夢のあと」が残りますように。

いわいあや

イベント名:いわいあや写真展 夢のあと
―『食べたものはわたしになる』写真集より―

開催場所:ブックスキューブリック箱崎店 ギャラリー

開催地住所:福岡県福岡市東区箱崎1-5-14(JR箱崎駅西口すぐ)

開催日:2023年2月28日(火)~ 2023年3月12日(日)

お問い合わせ:TEL: 092-645-0630 (プラスフクオカを見たとお伝え下さい)

利用時間:平日 11:00~17:00 土日祝 11:00~18:00

お休み:月曜日

料金:観覧無料

公式WEB:http://bookskubrick.jp/