昨年20数年ぶりに作品を発表し、その完成されているようでもあり揺らいでもいるような独特の世界観とチープなのに異常に作り込まれた作品群でIAF周辺の人たちの話題をさらった和田聡文。
今回は会期をプロローグと本編に分け、それぞれ2タイトルずつ、間に展示替えの週を挟みながら合計4タイトルを1ヶ月に渡って展示する。
【個展2期】「空いた時間に、かたわらに、在る。」
今年の夏休みはIAFSHOP*で決まり!!
楽しいアトラクションでいっぱいの狭ーいギャラリーにようこそ!!
大きなおじさん4体と小さなおじさん2体が、股間に愚痴愚痴書いたふんどし姿でお出迎え。ファンシーなポエムでいっぱいさ!!
股間をのぞき込むとおじさんが「あー」とか「うー」とか「ひー」とか、恥ずかしい声でうめくよ。
楽しいね!!
さらに、部屋の角ではヘンチクリンな塔が来場者に間接キスを迫るよ。
迷惑だね!!
それと、狭い部屋をふんどし男の下半身がズラリと取り囲んじゃうよ。
暑苦しいね!!
福岡の若き美術家、浦川大志さんの2013年の初個展に触発されて起案した、「私というもの」についてのインスタレーション。
あなたと私、あたしと物事の間に揺れる数編の物語り。
立体7体と、11点の平面作品、センサーを用いた音響装置で構成。
【個展2期】「わたしはあなたをころす」
私と「殺す」ということ。殺すことと「私」。
その間の「物語り」の不在。
百姓の息子のおじいさんは、「殺すこと」が分かりません。
おじいさんの息子のおとうさんは、「殺すこと」が分かりません。
おとうさんの息子の私は、「殺すこと」が分かりません。
「殺す」ことに手綱を付け、補足し、制御し、暴走を食い止めることを始めるための最初の試み。
殺すことを制御するためのペンシルロケット。
半立体数点と、写真、QRコードによるインスタレーション。