福岡県立美術館 | 美術のみかた 自由自在
この度、福岡県立美術館では「国立国際美術館コレクション:美術のみかた 自由自在」展を開催します。
大阪のビジネス街・中之島にある国立国際美術館は、1977年の開館以来、主に国内外の現代美術作品を収集している美術館です。
近代と現代をつなぐ作家たちの作品から、現在日々生み出される新しい表現まで約8000点にものぼる屈指の所蔵を誇り、特に戦後日本の美術の動向を伝える充実した作品群は、貴重なコレクションと言えます。
この冬、国立国際美術館の近現代美術の名品が福岡県立美術館にやってきます。
本展は、「美術を見ること」について考えるためのテーマ展です。
現代美術を見るときに心に留め置きたい3つの視点から、ポール・セザンヌ、パブロ・ピカソ、マルセル・デュシャン、アルベルト・ジャコメッティ、アンディー・ウォーホル、草間彌生、ゲルハルト・リヒター、イリヤ・カバコフ、菊畑茂久馬、高松次郎、リチャード・タトル、アラヤー・ラートチャムルーンスック、奈良美智、ヴィック・ムニーズ、大島成己、落合多武、棚田康司、ロレッタ・ラックス、島袋道浩、伊藤存、鈴木友昌、青木陵子、金氏徹平、下道基行、和田真由子など45作家による、平面、立体、インスタレーション、映像など55点の珠玉の名品でご紹介します。
現代美術は、「芸術とは何か」について繰り返し問い直し続ける営みでもあります。
本展でご紹介する3つの視点は、現代美術だけに留まらず、広く芸術を鑑賞する手掛かりにもなることでしょう。