EUREKA | 和田千秋「障碍の美術ⅩⅣー日々是得日」

1992年から「障碍の美術」に取り組んでいる和田千秋。「障碍の美術」とは、脳に障碍を負って生まれた和田さんの長男の愛語さんをテーマにしたシリーズです。愛語さんとの生活を通して学んだことなどを、美術作品として社会に送り返したいと考え制作を続けています。今回はシリーズ14回目になる3年ぶりの展示です。見る者の心を静かに、しかし力強く響く、新作絵画・オブジェを是非ご高覧ください

子どもが生まれたときに、九州派の桜井孝身さんから「一つ失っても、一つ得ることがあるよ」と励まされました。その通りでした。

その後、子育てを通して得たこと学んだことを、作品にしてきました。今回もまた、子どもとの生活の中からの、愚かな親と賢い子による、日々の泣き笑いを絵にしています。(和田千秋)

和田千秋(Chiaki Wada)

1957年 大分市に生まれる。

1980年 初個展。以下個展・グループ展多数。

1982年 九州産業大学卒業、1983年同校研究科修了。

1987年 長男が脳障碍を負って生まれたため子どもの機能訓練に専念し、作品の制作を中断。

1992年 制作を再開し、障碍をテーマにした《障碍の美術》シリーズに取り組む。

近年の主な活動は

2008年 個展「第8回21世紀の作家―福岡」(福岡市美術館・福岡市)

2013年「福岡現代美術クロニクル」(福岡県立美術館、福岡市美術館・福岡)

2018年 個展「障碍の美術ⅩⅢ―晩春篇」(EUREKA・福岡)

2019年「アカルイカテイA Bright Home」和田愛語とのコラボレーション(広島市現代美術館・広島)

国立国際美術館、水戸芸術館現代美術センター、福岡県立美術館、福岡市美術館、広島現代美術館など、企画展多数。

eureka-202110-和田千秋展

イベント名:和田千秋「障碍の美術ⅩⅣー日々是得日」

開催場所:EUREKA

開催地住所:福岡県福岡市中央区大手門2-9-30 PondMum KⅣ 201 (地図はこちら)

開催日:2021年10月5日(火)~10月24日(日)

お問い合わせ:TEL: 092-406-4555 (プラスフクオカを見たとお伝え下さい)

利用時間:12:00〜19:00

休み:月曜休み
★火・日曜日は作家在廊

料金:観覧無料

公式WEB:http://eurekafukuoka.com/1325/