EUREKA | 和田千秋「障碍の美術ⅩⅣー日々是得日」
子どもが生まれたときに、九州派の桜井孝身さんから「一つ失っても、一つ得ることがあるよ」と励まされました。その通りでした。
その後、子育てを通して得たこと学んだことを、作品にしてきました。今回もまた、子どもとの生活の中からの、愚かな親と賢い子による、日々の泣き笑いを絵にしています。(和田千秋)
和田千秋(Chiaki Wada)
1957年 大分市に生まれる。
1980年 初個展。以下個展・グループ展多数。
1982年 九州産業大学卒業、1983年同校研究科修了。
1987年 長男が脳障碍を負って生まれたため子どもの機能訓練に専念し、作品の制作を中断。
1992年 制作を再開し、障碍をテーマにした《障碍の美術》シリーズに取り組む。
近年の主な活動は
2008年 個展「第8回21世紀の作家―福岡」(福岡市美術館・福岡市)
2013年「福岡現代美術クロニクル」(福岡県立美術館、福岡市美術館・福岡)
2018年 個展「障碍の美術ⅩⅢ―晩春篇」(EUREKA・福岡)
2019年「アカルイカテイA Bright Home」和田愛語とのコラボレーション(広島市現代美術館・広島)
国立国際美術館、水戸芸術館現代美術センター、福岡県立美術館、福岡市美術館、広島現代美術館など、企画展多数。