enlc-201911-田代国浩 くろきみつる 2人展
 
 
ギャラリーEnlace | 田代国浩 × くろきみつる 2人展
 
 
テーマを決めてから描き始めることはまずない。
エスキースをつくることもまれである。
たいていはそういったことなしにキャンバスに向かう。
だが画面構成等、ああしよう、こうしようと思わないことの方が多い。
置いてみたい絵の具を筆につけた瞬間に始まり、
手の勝手な動きに身を任せて描いているうちに絵は「なんとなく」できていく。
描き終えてから、自分は何を考えてこの絵を描いていたのか、
今回のテーマは何だったのか分析してみる。「答え」が出る場合もあれば出ない場合もある。
 
– 田代国浩 –
 
 
あらかじめテーマを設定することはほとんどありません。 
先立つ言葉に誘導されないところから制作を始めることが
作品の正直さを保つ上で大切ではないかと考えるからです。
感覚的ドローイングから生じる様々なフォルム。
その内のあるものは、木、紙、布などの素材によって厚みや触感を伴うオブジェとなる。
深層から流れ出るイメージに、何が宿っているのかを探る極私的実験。
 
– くろきみつる –
 
 
最終日17:00まで