奇妙な標本、4次元に消えた魔女の腕、銀の耳の首飾り、誰も読めない古書の断片。
誰かの脳を映し出す本棚は、あるはずのない南極星の夢を見る。
原稿用紙の上の南十字星はただ、やがて訪れる哲学者を待つ。
“南十字星を左へ!アンタレスは行き止まり!”
誰かの声。白い階段。白い衿。ふと気付くと漂う珈琲の匂い。
街の喫茶店にひっそり現れては消えてゆく、26日間の不思議な図書室。
第二極地観測所初の個展。
コンセプトは「26日間限定の図書室と文房具屋」。
第二極地観測所オリジナルグッズやアクセサリー、ドローイング作品や書籍の販売を行います。
また、本棚の一角をお借りし、主宰・とりかわつくねの蔵書も展示致します。
とりかわつくね
1994年生まれ、福岡在住。
自称 “極地造形研究家”。
鉱物や深海生物といった”理科的な”モチーフをコンセプトに据えたアート活動を展開中。
「部屋から一歩も出ずに理科的世界観の極地・南極を感じる方法」を研究テーマとした私的研究機関としてのアートユニット「第二極地観測所」主宰。
また、ペンギンを様々な角度からアートするユニット「First penguin Lab.」研究員でもある。
小説や絵画、立体造形物の制作、印刷物デザイン、ポストカードやTシャツ、アクセサリー他のグッズ販売等。
アートと音楽の情報サイト「WeB95」にて、小説「プレイアデス手稿―南極の見た白昼夢、すぐそこにある蜃気楼」を連載中。