みぞえ画廊 福岡店 | 小松 孝英 個展
小松孝英と言えば生態系をテーマに描いた雅な蝶の作品や、里山で静かに生きる小動物の世界を描いた作品を思い浮かべるだろう。
そして数年前からは、里山で変化していく人工物の様子を、時の経過とともに抽象作品で表現している。本展で発表する「炭化」はそれをさらに発展させた作品だ。この多様な表現能力を持つ小松の活動は絵画に留まらない。
それが3年かけて一人の埋もれたアーティストを追いかけて制作したドキュメンタリー映画「塩月桃甫」だ。何が小松をここまで突き動かしたのか、自身が語るように「アーティストの自由」とその生き方に共感したのか、作品の魅力なのか。答えは映画と作品の中にある。時代を超えて出会った二人のアーティストの共演をぜひお楽しみください。(みぞえ画廊 阿部和宣)
小松 孝英 (こまつ たかひで)
1979年宮崎県生まれ。同在住。九州デザイナー学院アーティスト学科卒業。20代の頃よりロンドンやニューヨーク、香港など世界10ヵ国で個展開催やアートフェアに出品している。国連施設や延岡市、アジア企業などにコレクション多数。国文祭・芸文祭みやざき日南市総合プロデューサー。延岡市観光大使。
ドキュメンタリー映画「塩月桃甫」脚本・監督。
塩月桃甫 1886-1954年 (しおつき とうほ)
宮崎県西都市に生まれる。本名は永野善吉。宮崎師範学校卒業後、塩月家の婿養子となり東京美術学校図画師範科に入学。卒業後に9年間教職に就いたのち大正10年35歳で台湾に渡る。以来終戦まで約25年間台湾美術界の重鎮・教育者として台湾美術展覧会を創設するなど振興と近代化に貢献した。
出品作家
塩月桃甫、石川 欽一郎、梅原龍三郎、安井曾太郎、小林萬吾、児島善三郎、里見勝蔵、瑛九、サイタ亨、西尾善積、楊三郎(台湾) ほか
*出品作家は変更する場合がございます
イベント名:小松 孝英 個展
開催場所:みぞえ画廊 福岡店
開催地住所:福岡市中央区地行浜1-2-5(地図はこちら)
開催日:2021-06-05(土) ~ 2021-06-27(日)
お問い合わせ:092-738-5655(プラスフクオカを見たとお伝えください)
利用時間:10:00-18:00
お休み:会期中無休
料金:無料
公式WEB:https://mizoe-gallery.com/
※最新情報は公式サイトをごらんください。