EUREKA | ある親族の物語 さかいようこ展
EUREKA では 6 月1日(火)より「ある親族の物語 さかいようこ展」を開催いたします。
本展では、162 ㎝四方の画面に 4624 枚の写真を貼りこんだ新作の平面作品を中心に油彩、写真、ビデオ
作品など計 16 点を展示いたします。
さかいようこさんは 1954 年福岡県生まれ。現在福岡を拠点に活動を行っています。2012 年より「核」
をテーマに作品を制作、毎年個展で発表しています。
核に対する思いや距離感は人によって随分違いがあると感じますが「ともかく爆発させてはいけない」という世界共通のコンセンサスのようなものは存在するようです。私は一度この当たり前のことを当たり前のように目にみえるかたちにしてみたく、2012 年から 9 年間の間に国内外 12 都市で国籍にして 24 か国の人々641 人一人ひとりに作品の趣旨を説明し写真参加していただくようお願いしてきました。また趣旨に賛同した人達から家族写真なども提供していただき、合計 775 枚の写真の濃淡計 4624 枚の中には 1100 人以上の人達が写りこんでいます。核兵器保有国の人も含まれるその「微妙な色合い」で今回構成したのは長崎で被爆した叔父とこの後深刻な病気を発症したその孫娘を含む 2009 年の親族写真です。
さかいようこ
さかいようこ
1957 年 福岡県生まれ。1980 年福岡女子大学卒業。
近年の主な活動として、2013 年、個展『FUKUSHIMA』〈ギャラリーとわーる/福岡〉以後毎年「核」を
テーマにとわーるで個展。2015 年、個展 ManheeKim 氏企画〈Able Fine Art NY Gallery・NY /USA〉。
2016 年、個展〈Able Fin Art Seoul Gallery・Seoul/Korea〉。2017 年、ベルリン滞在活動。2020 年、Jcollabo Annual Art EXIBITION 銅賞(NY/USA)など。