華麗なる宮廷文化 近衞家の国宝-京都・陽明文庫展


 
 

knm-201404-華麗なる宮廷文化 近衞家の国宝―京都・陽明文庫展

 
 
 

近衞家は、摂関政治の栄華を謳歌した藤原道長(966-1027)で知られる藤原氏の嫡流です。

 
 

本展覧会では、昨年六月 ユネスコの「世界記憶遺産」に登録されたばかりの道長の日記「御堂関白記」(国宝)のうち、自筆本6巻・古写本2巻を特別公開するほか、公益財団法人陽明文庫が所蔵する近衞家伝来の名宝の数々をご紹介します。

 
 
 

○ みどころ

 
 

◇ 一、藤原道長の自筆日記『御堂関白記』、ユネスコ世界記憶遺産登録後、九州初公開

 

近衞家は、摂政・関白となって天皇を補佐することができる五つの摂関家(五摂家)の筆頭として、宮廷貴族の頂点に位置する家です。

 

その祖先は朝廷の重職をしめた藤原氏の嫡流であり、平安時代、道長の代にいたって全盛期を迎えます。

 

その道長の日記である『御堂関白記』は千年の時を越えて伝えられた、現存する世界最古の自筆日記であり、その不朽の価値によって、2013年6月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産(Memory of the World)に登録されました。

 

登録後、九州初公開となる本展覧会では、道長自筆本14巻のうち6巻を公開します。

 
 
 

◇ 二、書の殿堂、陽明文庫の名筆が勢ぞろい

 

貴族社会において、書は必須の教養でした。

 

貴族達は筆跡の巧みな人を能書として尊敬し、その書を鑑賞したり、また手本として手習いをしたりしました。

 

近衞家は歴代天皇とのゆかりが深く、このため陽明文庫には、天皇の書、すなわち「宸翰(しんかん)」が数多く伝えられています。

 

歴代天皇はたんに朝廷の頂点にあって国政を執るばかりではなく、文化においても宮廷を主導しました。

 

このように能書の王者でもあった歴代天皇の書、さらに小野道風、藤原佐理、藤原行成といった三蹟の筆と伝えられる書、和歌を大成した藤原定家の書など、宮廷を代表する名筆の数々を一堂にみることができます。

 
 
 

◇ 三、近衞家を代表する文化人 信尹と家?

 

近衞家の代々の当主は、貴族社会の中心にあって、天皇とともに宮廷文化を主導してきました。

 

このためそれぞれの時代を代表する文化人、教養人を輩出しています。

 

近衞信尹は安土桃山時代から江戸時代にかけての激動の時代を生き抜いた近衞家の当主です。

 

信尹は近衞家の荘園がかつて存在していた薩摩に配流され、現地で島津氏の厚遇を受けたこともあり、九州とゆかりの深い人物です。

 

「寛永の三筆」と呼ばれる能書でもあり、伝統を学びつつも豪胆にしたためられた筆跡は、書の世界に桃山時代らしい新風を吹き込みました。

 

家?は博学多識で文献の蒐集家でもあり、古筆を模写・臨書したり、独自の美意識で表装したりして、保存に尽力しました。

 

古典を研究し、新たな文芸を興した江戸時代きっての教養人です。

 

本展覧会では、信尹と家?によって復興され、革新された宮廷文化の精華を体感できます。

 
 
 

□ 関連イベント

 

○ リレー講座
・近衞家の国宝展の魅力に迫る
申込不要・当日受付(聴講無料)
会場: 九州国立博物館1階ミュージアムホール

 

日時: 平成26年4月26日(土)
内容:
13時30分?14時20分「近衞家の曙光 – 藤原道長の登場 – 」酒井芳司(九州国立博物館主任研究員)
14時30分?15時20分「信尹と家熈-近衞家が生んだ桃山・江戸の文化人-」荒木和憲(九州国立博物館主任研究員)

 

日時: 平成26年5月10日(土)
内容:
13時30分?14時20分「近衞家の成立 – 藤原道長以後 – 」渡部史之(九州国立博物館アソシエイトフェロー)
14時30分?15時20分「陽明文庫の書の魅力」丸山猶計(九州国立博物館主任研究員)

 
 

○ イベント
・かるたクイーンが登場!「競技かるた試合」
申込不要・当日受付(聴講無料)

 

かるたクイーンの楠木早紀さんによる競技かるたの試合をデモンストレーションで行います。
試合の解説つきでお楽しみいただけます。

 

日時: 平成26年5月5日(月・祝)13時30分~
会場: 九州国立博物館1階ミュージアムホール
協力: 九州かるた協会
定員: 280人

 
 
 
 

主催: 九州国立博物館・福岡県、西日本新聞社、TVQ九州放送、公益財団法人陽明文庫
特別協力: 太宰府天満宮
共催: 公益財団法人九州国立博物館振興財団
後援: 文化庁、佐賀県、熊本県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、九州・沖縄各県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、北九州市、北九州市教育委員会、太宰府市、太宰府市教育委員会、西日本リビング新聞社、cross fm、FM FUKUOKA、LOVE FM、西日本鉄道、九州旅客鉄道、一般社団法人日本自動車連盟福岡支部、NEXCO西日本九州支社、一般社団法人福岡市タクシー協会、一般社団法人福岡県タクシー協会、福岡商工会議所、太宰府市商工会、太宰府観光協会、一般社団法人日本旅行業協会、西日本文化サークル連合、西日本新聞TNC文化サークル

 
 

イベント名
 華麗なる宮廷文化 近衞家の国宝―京都・陽明文庫展
開催場所
 九州国立博物館 (3階 特別展示室)
開催地住所
 福岡県太宰府市石坂4-7-2 (地図はこちら)
開催日
 (木) ~ (木)
お問い合わせ
 TEL: 050-5542-8600(NTTハローダイヤル午前8時?午後10時)
利用時間
 9:30~17:00(入館は16:30まで)
お休み
 月曜日(ただし5月5日[月・祝]は開館)
料金
 一般1,500円(1,300円) 高大生1,000円(800円) 小中生 600円(400円)
※( )内は前売りおよび団体料金(20名以上の場合)
※上記料金で九州国立博物館「文化交流展(平常展)」もご覧いただけます。
※障がい者とその介護者1名は無料。展示室入口にて障害者手帳等(*)をご提示下さい。
(*)身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳、特定疾患医療受給者証
※満65歳以上の方は前売り一般料金でご入場いただけます。チケット購入の際に年齢が分かるもの(健康保険証・運転免許証等)をご提示ください。
※キャンパスメンバーズの方は団体料金でご入場いただけます。チケット購入の際に学生証、教職員証等をご提示ください。
公式WEB
 http://konoeke.jp/
備考
 
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