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TAGSTÅ GALLERY / 河内タカ「アートの入り口 ヨーロッパ編」出版記念トークイベント in 福岡

 
 

80年代初頭から30年間をアメリカで過ごし、ニューヨークを拠点にアートや写真のキュレーション、そして写真集の編集を数多く手がけてきた河内タカさん。

 

河内タカさん個人のFacebookで、約5年間にわたって連載してきたアートコラムをまとめた初の著書『アートの入り口 美しいもの、世界の歩き方 [アメリカ編]』は、教科書でもなく論文でもない、だれにでも読める敷居の低い語り口で、河内さんのアメリカのアートや写真を間近で見てきたことに裏打ちされた、軽快でありながら揺るぎのない独自の眺望を感じさせました。

 

そして、その続編として9月に出版された『アートの入り口 [ヨーロッパ編]』でもその独特の視点や軽快な文章は健在で、マティスやデュシャンなどのアーティスト、そしてフランスや東欧の写真家やトーマス・ルフなどを含むドイツの写真家たちに関して河内さんならではのセレクションになっています。

 

この新刊『アートの入り口 ヨーロッパ編』の出版を記念して、全国各地で大好評のトークイベント福岡で開催します。

 

第一部は、新刊のヨーロッパ編の内容を反映させながら、モダンアートや写真への道先案内人的な河内タカさんの話。そして第二部では organ店主の武末充敏さんをゲストに招き、河内タカさんとのトークセッションをお届けします。

 

当日は『アートの入り口』のアメリカ編、ヨーロッパ編の販売と、サイン会も開催します。

 

どうぞお気軽にご参加ください。

 
 

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河内タカ
「アートの入り口 ヨーロッパ編」出版記念トークイベント

 

2016年 12月 3日 (土)
18:00 開場 / 19:00 スタート
予約・当日 : 1,000円 (※ 予約優先、共に1ドリンク別途)
トーク : 河内タカ、武末充敏 (organ)

 

予約方法 :
オンライン予約 (24h) : http://republik.jp/reservation
メール予約 (24h) : reservation@republik.jp
● メールでのご予約 :
公演名・公演日・代表者お名前・電話番号・人数をお知らせください。
● 公演当日ご来場時に、会場受付にてご精算/ご入場とさせていただきます。

 

会場 :TAGSTÅ – タグ・スタ
福岡市中央区春吉1-7-11
phone. 092-724-7721

 
 

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《著者のコメント》
『アートの入り口 美しいもの、世界の歩き方[ヨーロッパ編]』は、今年2月に刊行した[アメリカ編]の続編です。ぼくはアメリカ生活が長かったものの、同時に、学生時代から今にいたるまでヨーロッパの絵画や写真を身近に感じ、イギリスの音楽にも影響を受けてきたので、そういったさまざまな思いをこめて、一冊にまとめてみました。全131項目からなる本書のカバーに選んだのは、南仏ニースのアトリエでひとり制作に励むアンリ・マティスの写真で、これを撮ったのが戦場写真家としても知られるロバート・キャパです(ふたりとも本文に登場します)。

 

本書は芸術や写真に関する批評・評論といったものではなく、あくまでもぼく自身の視点からアーティストや写真家たちの人となりや相互のつながり、また、時代背景などを書き綴ったものです。セザンヌやジャコメッティやモンドリアンなど、アメリカ編に比べてよく知られた名前が多く登場するのも本書[ヨーロッパ編]の特徴で、関連図版は項目ごとに1点、計131点を大きめのサイズで掲載しました。

 

約5年間にわたってFacebookに投稿してきた文章をベースにしながら、テーマ別に並べ替え、かなりの部分を書き直しましたので、1冊の本として楽しんでいただけるはずで、本書が読者にとってアートの入り口になればと願っています。「作家の名前は知っていたけれど作品の背景を知らなかった」「こんなエピソードがあったのか」「こんな経緯があってアーティストに接点があったのか」など、本書を通していろいろな発見に遭遇していただけば嬉しく思います。

 
 

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河内タカ (かわち・たか)
高校卒業後サンフランシスコのアートカレッジへ留学。卒業後、ニューヨークに拠点を移し、現代アートや写真のキュレーションや写真集の編集を数多く手がける。2011年に帰国、同年4月より株式会社アマナが創設したフォトコレクションのチーフディレクターに就任し、日本人作家に限定した550点にも及ぶ写真作品を収集。90年代後半より現在まで、アートや写真に関する執筆活動も行ない、Facebookでアートにまつわるエッセイを日々発信、『アートの入り口 美しいもの、世界の歩き方[アメリカ編]』(太田出版、2016年2月)を刊行。