mizoe-201603-没後15年 糸園和三郎展

 
 
 

みぞえ画廊 福岡店 | 没後15年 糸園和三郎展

 
 

今年8周年を迎える画廊の主である私は、もちろん糸園和三郎画伯を直接は存じ上げない。

 

最初に見たのは当画廊にあった一枚の花の絵だったか、その対象が浮遊しているような、心に染み入る静謐で詩的な画面に一目で魅せられた。

 

画伯について学び、ご遺族や教示を受けた作家達の話しを聞くうちに、皆が敬愛してやまない人物であった事を知り、私自身もその信奉者の一人となった。

 

遺作展を開きたい一心で集めた作品二十数点を軸に、画伯の画業を改めて広く顕彰したく、没後15年展を開催いたします。

 

皆様のご来廊を心よりお待ち申し上げます。

 

みぞえ画廊 阿部和宣

 
 
 

いとぞの わさぶろう/ 1911年大分県中津市生~2001年東京都杉並区にて没。
師・前田寛治。独立美術協会、美術文化協会、自由美術協会を経、無所属。
日本国際美術展・佳作賞、現代日本美術展・K氏賞、他。日大芸術学部教授。
東京国立近代美術館、神奈川県立近代美術館、大分県立美術館他に作品収蔵。
(2016年02月20日)